内容説明
今は円暴落前の「嵐の前の静けさ」。「円」資産のみでは危険すぎる。「為替」がわかれば「資産」を防衛できる。
目次
1 国力が弱いのになぜ円は強いままなのか
2 それでも2012年が円安になる理由
3 個人はどう対処したらよいか
4 円安政策、時すでに遅し
5 一足先に地獄をみた国々
6 諸悪の根源は円高にあり
7 金融・為替に関するトンデモない誤解と嘘
付録 世界一わかりやすい「為替」の授業
著者等紹介
藤巻健史[フジマキタケシ]
1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院)。85年米モルガン銀行入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。同行会長から「伝説のディーラー」のタイトルを贈られる。2000年に同行退行後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より一橋大学経済学部で非常勤講師として毎年秋学期に週1回の講座を受け持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Skywalker
12
昨年の12月初に本書を入手しました。2カ月弱も読まずに積んで置いておかずに、直ぐに読んでいたら人生変わったかも(笑)?2013/01/20
tonpi
10
これから日本はどうなるのか・・・非常に気になってきたよ^^;2013/03/03
羊男
9
★★★☆audiobook2023/03/28
えっくん
9
★★★★★借金大国であり不況から脱却できない日本が円高なのは、円が世界中で信用度の高い「退避通貨」であると信じて疑わなかったのですが、まさに目から鱗の本でした。バブル状態にある円や債券が大暴落し、ハイパーインフレが到来するのは時間の問題であり、ドルを中心とした海外分散投資をすべきとのことです。全ての元凶はデフレ、円高対策を怠った無知な政策にあり、もはや財政破綻は避けられない状況にあるというショッキングな内容でした。マイナス金利、先物為替の原理も勉強になりました。こうなる前にフジマキさんに救ってほしかった。2012/10/04
ペールエール
7
何かると為替問題を出してくる。 実際に為替で解決出来るのならもっと大きな介入も政府がしているだろう。 問題はこんな為替万能論の奥に隠れているのだと思います。 メリットがあればデメリットもある。 内容には共感できない部分も上記のように多かったですが、勉強になった部分もあります。 金融政策はどこまで通用するのでしょうか。 2012/12/17