この世の中を動かす暗黙のルール―人づきあいが苦手な人のための物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344018624
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

失業した若者が、将来に絶望して自殺を図る。幸い助けられたが、精神病院に入院させられる。そこで、若者は一人の奇妙な老人と出会う。若者は老人から、この世の中を動かしている「暗黙のルール」があることを教わる。それにより、若者は新しい生き方を手に入れようとするのだが…。

目次

1章 職探しをあきらめた若者、病院に運ばれる
2章 病院を退院した若者、仕事を見つける
3章 若者、新たな職場で壁にぶつかる
4章 若者、新事業を提案する
5章 暗黙のルールを知った若者、幸せになれるのか

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務。パーソナリティ障害、発達障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

83
ちょっといろいろ人づきあいで迷ってたので題名にひかれて借りてみた。ふつうのノウハウ本と違い小説仕立て説教じみてなくて読みやすかった。確かに(暗黙のルール)は納得だしちょっとそれを無視してたかなあって反省。でもそれを意識しすぎると自分が自分でなくなっちゃうみたいだし難しい・・・・・・。それにこの本に書かれてるように実践して簡単に解決しちゃうなら迷わないしい・・・・・。でも参考にはなったな。2015/10/30

たかこ

16
#読了 小説風自己啓発本になるのかな。自殺未遂をした若者が先生と呼ばれる人物に出会い再生していく話。社会のルールというのは、人によって作られ時代によって変化をしていく。太古の昔から人間は社会生活を営む生き物であったけれど、今のような社会制度や法が整備されたのはここ200年ぐらいの話だそう。ルールとしてどこにも書かれていない、人の気持ちの動き(よくあること)「暗黙のルール」を知って身につけることは、生きづらさの解消につながる。なんといっても、この主人公の素直さは救い。 2021/12/05

りえぞう

11
物語形式の自己啓発書。いやビジネス書か?やや出来すぎ感のあるお話だけど、これらの「ルール」が身につけられればもっと器用に生きられるんだろうな。作者は精神科の医師とのこと。優しい語り口が、ビジネス書に慣れた人には物足りなく感じるかも。2010/09/29

mittsko

10
すごくすごく説得力のある清らかな世俗的「ルール」 ⇒ 医療少年院勤務の精神科医、兼小説家による「自己啓発」小説、と言ってよいのか、自己啓発本を一切読まないボクには判別しかねるが、ともかく表題が余すところなく示す通りの内容。主人公は、失職中の若者♂。世を恨み己を悔い、殺人犯として死刑になるとの思いにすら至るもはたせず、自殺未遂。九死に一生を得て、目覚めると精神病院に強制入院させられている。気の収まらない彼は、同室の古参の老人患者から、人生の秘密を少しずつ教わる。それを実践していくと… という物語。おすすめ!2017/11/27

m

10
法律は、たかだか出来てから200年くらいしか経っていない。もっと昔から人は生きていて、暗黙のルールのほうがはるかに強いし身体に染み付いてるんだって話に納得。理想と現実のギャップは仕方ない、と思っていたが、仕方ないどころか、当たり前なんだ~。なるほどな~と思った。2012/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/617674
  • ご注意事項

最近チェックした商品