他力本願―仕事で負けない7つの力

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他力本願―仕事で負けない7つの力

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344015388
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

内容説明

他人とのコミュニケーション力が、最大の武器になる。独善的な仕事の果て、3年間仕事を干された奇才・押井守。虚しい日々の中から悟ったのは、「仕事は一人ではできない」というシンプルだが何よりも大切なことだった―。

目次

プロローグ なぜ「今」、この映画を監督するのか?
第1章 対話力―「企画会議」でしゃべり倒して、作品の世界観を創り上げる。
第2章 妄想力―「ロケハン」でリアルな風景を肉体に刻み、画面の中に空気を生み出す。
第3章 構築力―肉体と小道具の細部までの設定が、「キャラクター」の性格と人生を描く。
第4章 意識力―偶然は起こらないアニメーション。すべて意図的に「演出」する。
第5章 提示力―「音響」は雄弁に、作品の本質を語る。
第6章 同胞力―「音楽」が映像と融合した時、作品はより輝く。
第7章 選択力―悩み抜いた果てに出会った、運命的な「声」。
エピローグ 「痛み」だらけの人生だった。

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
1951年東京生まれ。アニメーション・実写映画監督。『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(84)、『機動警察パトレイバー劇場版』(89)など、数々の劇場作品を手がける。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)、『イノセンス』(2004)は、世界中の映画監督に影響を与えた。08年8月に『スカイ・クロラThe Sky Crawlers』が公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuki Sena

3
これ、体裁がビジネス書みたいなんですが、ぜんぜん。いつもの押井監督のエッセイに似たものです。もちろん映画監督の仕事を垣間見れます。表現でのリアルとはなにか。意外にもディテールを疎かにしないということ。表現の積み上げによるこちらの想像力への挑戦状をたたきつけている。自分の金で映画を作って何が楽しいの?という挑発にも思える。他人と物を作るのが楽しいという事を上澄みだけ綺麗に切り取って提示してくれているなぁ。2018/02/21

あなた

3
押井の「リアル」は「どうして広場に土管がなきゃいけないのか」につきる。しかしながら、これをつきつめるとキャラさえも不必要という物語の零度にいきつき、ゆきついた先には「あったはずの誰も知らない東京」(パトレイバー2)という「風景」映画にたどりつく。これはアニメとしてはぎりぎりの臨界表象だ。不動にこそ、アニメがあるというアニメの逆説の極北をいくのも押井だ。反ディズニー。反宮崎。後藤は、不動の運動態で、アニメーションを挑発している2009/08/20

あんすこむたん

1
アニメ映画製作論と言える内容。個人的な体験に基づく所もあるが、アニメについての原則・知識・雑学といえるものもあり、なかなか興味深い。スカイ・クロラについて詳しく書かれているので見ているのならば、より楽しめる内容。2018/08/20

ノラえもん

1
これまでの方が書いているとおり、ビジネス書のようなタイトルですがこれは釣りです。スカイ・クロラ制作時のエピソードや考え方などが書かれており面白く読めました。2017/08/12

4545

1
ビジネス書っぽいタイトルだけど、スカイ・クロラ作成直後の押井守によるアニメ映画作成論。アニメ映画には実写映画のような偶然の天気や役者の思いがけない表情などは無い、全て監督がイメージしたままに作り上げられる。リッチな(表現豊かな)映画を作り上げるために、監督自身の力だけでなくスタッフとの協業でイメージを膨らませる。「肩から血がにじもうと、祭りの神輿は担いで練り歩いた方が面白いに決っている。映画制作は一種のお祭りである。」2015/08/23

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