キュリアス・マインド―ぼくらが科学者になったわけ

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  • サイズ A4判/ページ数 271p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784344014596
  • NDC分類 402.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

全米ロングセラー!不可能と思われていた日本語版、ついに刊行!
未来は孤独からの贈り物。世界的な科学者には、どんな秘密があるのだろう?

「好奇心」は子どもたちだけの財産ではない。希望を生む資源として、生きている限り、わたしたちを支え続ける。これは貴重な一冊だ。
──村上龍氏(作家)

胸を躍らせて読みました。大人には、忘れていた子供のころの探究心を、子供には、世の中にこんなに楽しく、イキイキと学び続ける大人たちがいることを、この本は教えてくれます。
──坂東眞理子氏(昭和女子大学学長)

ハカセになるには? 何かひとつ好きなことがあればいい。好きなこと(キュリアス)をずっと好きでありつづければいい。素敵なハカセ達は皆、そう語っているよ。
──福岡伸一氏(青山学院大学教授)

人はそれぞれ違っていて、それぞれを尊重する事の大切さを改めて考えさせられる本です。多くの皆さんに、ぜひ楽しんで読んでいただきたいと思います。
──さくらももこ氏(漫画家)

好奇心の強さだけ、世界は広くなる。科学とは、生きる情熱のことである。個性的な科学者たちの生い立ちに触れることで、読者は人生に秘められた楽しいたくらみを知る。
──茂木健一郎氏(脳科学者)

内容説明

世界的な科学者には、どんな秘密があるのだろう?子ども時代から何をしてきたのか。何を考えてきたのか。スター科学者たちのプライベートと本音に迫る画期的ドキュメントを児童書翻訳者が分かりやすく訳した、全米のロングセラー。

目次

ニコラス・ハンフリー(心理学)―科学者の家系
デヴィッド・M・バス(心理学)―不器用な青春時代
ロバート・M・サポルスキー(生物学)―マウンテンゴリラとイェシバの少年
ミハイ・チクセントミハイ(心理学)―数字は語る
マレイ・ゲルマン(物理学)―父とアルバート・アインシュタイン
アリソン・ゴプニック(心理学)―ミッドセンチュリー・モダン的教育
ポール・C・W・デイヴィス(物理学)―宇宙論からの呼び声
フリーマン・J・ダイソン(物理学)―仲間の一員
リー・スモーリン(物理学)―車に乗った謎の美少女
スティーブン・ピンカー(心理学)―記憶の不確かさ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

73
現役の有名科学者たちが、自分の子ども時代のことを書いたエッセイ集。親戚一同エリート科学者だらけという血筋の科学者もいれば、正規の教育からはドロップアウトして倉庫で働いていたら、たまたま科学者の彼女ができ、勉強し直して科学者になった人など、実に多様性に富んでいる。共通するのはこの人たちが「なぜ○○は××するんだろう?」という問いを抱え続けていることと、その問いに誘われるように、中高生くらいの時期に先人となる有名科学者の書物に触れていることだろうか。キュリアスマインドは、時空を超えて引き継がれていくのだ。2014/10/17

hnzwd

20
様々なジャンルの科学者たちが、なぜ自分が今の自分になったのかを語るエッセイ集。面白く読みましたが、生まれる前から決まっていた、とか、一族がもうそういうものだった、ってのが結構多い印象。実際そうなんでしょうがね。。だからこそ文化資本を、って話に繋がるのかなあ。2023/01/14

uskmal

5
いわゆる文系の学者さんの話もあると良かった。科学者の定義は?哲学者はいたのに。2019/06/15

kuchen

5
『本屋さんで待ちあわせ』のおすすめ。世界的な科学者たちはどのような幼少期を過ごしたのかがテーマ。題名が示す通り、キュリアス・マインドが科学者たちの共通の資質だろう。その中の一人が語っているように、単なる関心や疑問だけで終わらない情熱的な好奇心。専門用語が多く難解な部分もあったが、信仰と科学の関係に悩む、ドリトル先生の影響、孤独で繊細な心を抱えている、出会いから物理学を実践する日々が始まるなど、人生経験は興味深い。2016/12/10

あおき

5
自分の好奇心に忠実であること。自分に子どもがいたら読ませてあげたい。2013/04/01

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