Lady,GO

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344011953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

こんな私が、キャバクラ嬢!?席に座って、まず挨拶(第一印象)。水割り作って話を聞いて(聞き上手)、無口な客には話を振って(話し上手)。客との会話は忘れないようメモを取り(顧客管理)、送るメールは返信が来るよう工夫を凝らす(営業努力)―。かわいくないし、ネクラだし、上手に嘘もつけないし…できるわけないよ、こんな私に。25万部の大ベストセラー『県庁の星』の著者、渾身の傑作長篇。

著者等紹介

桂望実[カツラノゾミ]
1965年東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年、『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。『県庁の星』は映画化され、25万部の大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

190
桂望実さん初読み作品でした。定職を持てない派遣会社からの連絡を待ち続ける地味なOL「玲奈」がひょんなコトからキャバクラで「みなみ」として働き始めるコトに。自分から話すコトや笑顔をふりまくコトが決して得意ではない彼女が、周りの人々のアドバイスでどんどんと自分を見つめ直し、一皮むけた自分に変化していく成長ものです。かといって他の作品にあるようなイッキにトップにという出来すぎ感のあるサクセスものではないので、適度な親近感と現実感を持ち合わせて読み進めれます。スタイリストの「ケイ」さんが素晴らしいアシストでした。2015/12/20

やこ´•ᴥ•`

51
高校卒業後に望んで派遣社員の道を選び、色々な職場を転々とし、家庭環境も複雑な玲奈はどこにも「居場所」が無いと感じながら日々を送っていた。お金が無くて困っていた時、あるキッカケで六本木のキャバクラでタイニューすることになった玲奈だが...---地味な派遣社員がキャバ嬢として成長する物語なのだけど、こうして小説として読むと、お水の世界も努力なくしては稼げないし、何も学べないんだなーと改めて思う。玲奈のイジイジウジウジっぷりにはイライラしたー!笑 若いんだからもっと自信持てば良いのにーって何回思ったことか^^;2016/10/11

あすなろ

48
男客の気持ちを弄んで、というキャバクラのお仕事小説。しかし、その弄んでというのは、優しく気品を持って弄ばれると言い換えられる作品。弄んでという表現はよくないか。正直、キャバクラにはそれなりに行った方だし行くのも嫌いではない。その場を愉しむのみの世界。擬似の世界。でもそれを愉しませてくれる方も相当な努力が必要だということを説いている。確かに完璧な気持ち良さで接客を受け、遊びたい。なんてカッコいいこと言っておりますが、我々鼻の下伸ばす男性にも学ぶこと沢山あった作品。ジキルさん、愉しませていただきました!2015/02/18

なな

24
これも面白かった。サクセスストーリーになるのか?なんでも働くって 大変なんだなー。2024/04/16

23
何か楽しい本を読みたいなと思ったときに見つけた1冊。軽く自分嫌い系な人が多いというけれど、自分もそうかもしれない。何度もクビを切られていく中で、本当に自分にあった仕事を見つけられるなんてとても素晴らしいこと。自分に合った仕事は、そう簡単に見つかるものではないけれど、諦めなければ夢は現実のものになっていくんだとこの本で知ることができた。「キャバ嬢」という仕事に関しては引きがちだけれど、全ての人と同じように客への接し方を心から考えている人たちであった。2010/11/04

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