内容説明
伊藤博文絶体絶命!その密使は、時空を超えてやってきた朝鮮を侵略した仇敵を抹殺するために―。韓流も嫌韓流も唸らせる、壮大無比な伝奇時代小説、ここに誕生。
著者等紹介
荒山徹[アラヤマトオル]
1961年、富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞社、出版社勤務を経て韓国へ留学。朝鮮半島の歴史・文化を学ぶ。帰国後の99年、朝鮮出兵を新視点から描いた『高麗秘帖』で作家デビュー。以後、日本と朝鮮を舞台に奇想天外な作品を世に送り続ける。伝奇時代小説の鬼才(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホレイシア
6
伊藤をどうこうしようとは考えもしなかった。私もこれが荒山デビューでした。2008/10/29
聖月
3
◎本書『処刑御使』の主人公は若き伊藤俊輔(博文)であり、そこに未来の朝鮮から時空を越えて7人の刺客が送られてくるというSF的、妖術的設定であり、勿論主人公であるからにして、伊藤は志を持った好青年であるし、刺客の中にも志確かな好人物が混ざっていたりして、作者は悪党判断を避けながら、冒険譚を綴っているだけである。だからして、普通に楽しめる妖術冒険譚に仕上がっているのである2007/05/22
KシタTペイ
2
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/30886294.html2013/01/08
Tatsuhito Matsuzaki
1
長州藩士伊藤俊輔を処刑する使命を帯びて未来の某国からやって来た者 そしてそれを阻止しようと... ああっ、早々に感じちゃいましたよ❗ 日本版ターミネーター2のようだと。 なお、表題&登場人物&あらすじ&時代背景などは、著者が留学した朝鮮半島と日本の歴史がベースになっています。2018/02/11
Berlin1888
0
荒山徹版ターミネーター? 韓国併合の運命を変えるべく、幕末に送り込まれた刺客たち。妖術師勢とその他のメンバーの戦力差がひどくて、人選に首を捻らされます。幕末から日露戦争までの東アジア史が要領よく解説されており、ただの荒唐無稽なホラ話にはとどまらない日韓伝奇小説。ただ伊藤博文を歴史から抹殺したところで、韓国の辿る歴史はあんまり変わらないよーな。2015/04/21