内容説明
別れのあと、互いに連絡をとらずに７年が過ぎた。言葉が足りなかったために起こった、すれ違い。後悔の念は積もってゆく。時を超えて交錯する、恋人たちの運命―偶然が二人を再会させると、別離の日から男女がそれぞれに歩んだ日々が浮かびあがる。再会の７日間に奇跡は起こるのか？感動のラストシーンまで一気に読ませる、恋愛小説の傑作。男の視点を辻仁成が、女の視点を２００万人の韓国女性のファンをもつ、韓国Ｎｏ．１人気女性作家の孔枝泳（コン・ジヨン）が描く、愛のハーモニー。
著者等紹介
辻仁成［ツジヒトナリ］
１９５９年東京生まれ。８９年小説「ピアニシモ」で第１３回すばる文学賞を受賞し、本格的に執筆活動を始める。９７年「海峡の光」で第１１６回芥川賞、９９年「白仏」の仏翻訳語版「Ｌｅ Ｂｏｕｄｄｈａ ｂｌａｎｃ」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。映画監督・音楽家など文学以外の分野でも幅広く活動する。２００３年より渡仏。現在は拠点をフランスに置き、創作活動を続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ｸﾞﾘｰﾝｸﾛｰﾊﾞｰ☘
18
韓国女性と日本男性の恋愛小説。 学生時代に付き合っており、若気の至りで別れ7年後に再開する話。 私は恋愛小説苦手だ…。 とてもきれいな物語なんだろうけど…。 2022/06/15
aocchi
6
日本人男性と韓国人女性の恋愛物語。若いというだけで突っ走れる恋愛は読んでいて初々しくまた気恥ずかしくもあった。いつも一緒にいるのに紅の感じる孤独感。日常を生きるのに必死になって働かなければならない時間をお互いが共有出来るのかどうかで、孤独感になったり信頼感になったりするのではないかと思う。一緒にいる時間が多いとか少ないとかでは無く、その時間を理解し合いどうしたら苦境を一緒に乗り越えて行けるのかを共に考えることが必要なんだと思った。コン・ジョンの方も読んでみよう。2018/03/24
Nagisa Usugi
2
久しぶりに読み返した。いい本2013/07/15
ホワイトラビット
2
本当に好きな人と分かり合えてよかったです。2012/04/07
Lily
2
<日本人男性と韓国人女性…すれ違いから別れてしまった二人が7年の月日を経て再会する>という話。 日本人男性｢潤吾｣目線のお話。辻先生ならではの綺麗で甘い言い回しが沢山出てきました('ω'*)繊細だけど芯のある男性…果たしてこれだけ優しい男性が世の中にどれだけいるだろうかと考えちゃいます(笑)2010/06/25
