暗礁

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344010581
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

建設コンサルタントの二宮啓之を、三たび誑しこんだ疫病神・ヤクザの桑原保彦。次なる獲物は数十億円に及ぶ大手運送会社の闇のマル暴対策費。そのシノギは追いつ追われつの壮絶な裏金争奪戦となった…。リアルでコミカルなセリフ回し、白熱のバイオレンスとサスペンスが読者の興奮神経を直撃する、超弩級のエンターテインメント大作。

著者等紹介

黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒。86年「キャッツアイころがった」で第四回サントリーミステリー大賞を、96年「カウント・プラン」で第四九回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

92
いやいや、どうしてこうも危ないばしょを選んで突き進むのか分からない。殴られる蹴られるは当たり前。頭を割られる、出刃包丁で切りつけられる。挙げ句の果てには地中杭の穴に吊るされる。なのに離れられない二人、桑原と二宮。漫才のような二人の掛け合いに、夜中声を殺して笑いながらケンカのシーンを読む。肋骨にヒビが入るくらいでは動じなくなった。二百万や三百万の札束にも驚かなくなった。まったくね、呆れ果てます。が、螻蛄を読みたくて予約をしてしまう。ドラマの配役には意義あり。自分のイメージとはかけ離れてるなぁ。2017/12/15

ケイ

65
再読。黒川さんは、やっぱり疫病神シリーズが一番いい。極道の中でもどうしようもない桑原と、父親が極道だった二宮。二宮は半ヤクザなような商売をしているが、ヤクザ相手にも怯まず、堂々と嫌がり、桑原を疫病神と呼んで文句を言い、そして巻き込まれていく。儲かっているような損しているような…。現実との繋がりはしっかり従妹が担ってくれているし、ヤクザ世界でも嶋田のおじさんがちゃんと守ってくれるし、どんなに桑原が無茶苦茶しても、安心して読んでいられるのがいい。次は螻蛄へ。こっちも読んだような気がするな。2014/04/22

Yuna Ioki☆

59
748-357-14 疫病神シリーズ第三弾。セリフが短いのが多いから二段組にしないともっとページ数増えるのかな(笑)テンポも良いし面白いのでかなりのめり込んで読んでいたのだが。。。ストーリーより後半に出てきた桑原の自前の服の「トゥイディ」で爆笑wおそらくひよこの「トゥイーティー」なのだろうけど、いかついおっさんがひよこ柄の服を着てるのを想像してしまった(笑)2014/11/09

ミーコ

55
今回の「疫病神シリーズ」も 予想通り面白かったです。なんと言っても桑原と、二宮の掛け合いが吹き出しそうになる位 面白い。癖になります。ハラハラする場面は有るけど この二人、不死鳥ですよね。桑原の「わしはときどき、おまえの操り人形やないかと思うときがある」のセリフに 私もそう思える時がある と妙に納得。。。 未読の『疫病神』が図書館にない事が残念です。2015/04/27

みずたま

45
疫病神シリーズ、第三弾。今回は奈良佐川急便事件がネタになっているようですが、ちょっと記憶にありません(-ω-;)ウーン 前作が北朝鮮だったので、スケールダウンした印象はぬぐえないけれども、今回も奈良、大阪、沖縄離島…と2人はノンストップでかけまわる(笑)今後は悪徳刑事も加わってトリオになるのかしら⁈ テンポの良い絶妙なやりとりが面白くて一気読み。2015/12/04

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