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Gentosha novels
工学部・水柿助教授の日常

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344009080
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

水柿君33歳。のちにミステリィ作家となるが、いまはN大学工学部の助教授である。専門は建築学科の建築材料。しばしば独身と間違われるが、須摩子さんというミステリィ好きの、2つ年下の奥さんがいる。水柿君は、いつしか自分の身の回りで起こるなにげない細やかな不思議を、須摩子さんに披露するようになっていた。水柿君の周囲には、ほのぼのミステリィがいっぱい。今日もまた、あれが消え、これが不思議、そいつは変だ、誰かなんとかしろ!と謎は謎を呼んで…。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年、愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授にしてミステリィ作家。1996年、『すべてがFになる』(第1回メフィスト賞受賞)でデビュー。同作に始まる“犀川・萌絵シリーズ”全十作はミステリィ・マニア以外にも広範な支持を得て、一躍人気作家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bowmorelover

12
自伝的。ユーモラス。日常の謎?余談だが、自分も実は理系。しかも森博嗣先生と広い意味で同じ分野を勉強していたため、出てくる研究、コンクリートの実験などはあるある!と思って読んだ。テクニカル・タームも全部わかる。こんなに共感できる小説は久しい。あとタイトルが長い!2012/04/13

よっぴ

10
Mシリーズ第一弾、小説。。作者は小説と主張し、読者は自伝と思いたがり、殆どの読者はどうでもいいやと思い、しかし続編をついつい買ってしまうヘンテコな本。。僕は最近かなり忙しかったので、気軽に読む本しか手に取る気が無かったです。そんな時に読みかけの本を投げ出してこの本を読み終えました。中身はこれから作家になってしまう主人公の日常を書いております。。まあね、僕は作者のファンだから楽しめました。2014/05/23

佐島楓

10
再読。不覚にも吹き出すこと数回。北村薫先生の日常の謎系(「私」シリーズ)とはまた違うのでお気をつけて。たぶんディープな森ファンじゃないと面白くない本かも。2011/06/11

まゆ

7
楽しい一冊でした。「小説」ってなんだ?って思ったり。イラストのイメージから、私の中の森先生。。もとい水柿君は相当かわいい感じに上書きされました。あ、えーと、なんか、言ってることが変。。ややこしい。笑 もっと先生然とした感じの人かと思いきや、ナンパとかできちゃうのね、モテモテなのね、へぇぇーでした。そして、教室の机が運動場に並べられた事件について次々と可能性をあげる助手の柏原君もすごーい。須摩子さんもステキ。とりあえず「本格水柿賞」いただきました。2014/09/22

とりぴよ

6
無敵のどうでもよさ^_^でもニヤニヤしながら読んでしまう。結果面白かった。「世の中には、動機が理解できない犯罪がある。しかしそれ以前に、理由のわからない行為を人間は毎日幾つもするし、説明のできない感情を人は頻繁に持つのだ。」←これを読むと、他シリーズの、動機が明らかにされないまま終わる作品の理解に役立つ??大学入試の問題を作成する側の話が面白い。2019/03/29

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