内容説明
「先生のような賢者の知恵を、ウチの会社にぜひ貸していただきたいんです」。一介の大学教授に過ぎぬ高屋に東証一部の港食品が社外取締役就任を懇願してきた。単なるお飾りなら、という安請け合いが高屋の人生を狂わせた。醜い権力争いに利用された高屋は青天の霹靂で社長に…。社外取締役と委員会等設置会社の導入に揺れる日本企業の生き残り戦略を描く企業法律小説。
著者等紹介
牛島信［ウシジマシン］
１９４９年生まれ。東京大学法学部卒業。検事を経て国際弁護士になる。９７年『株主総会』（幻冬舎文庫）で作家デビューし、各紙誌で絶賛される
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感想・レビュー
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K.T
5
帯の粗筋に惹かれて購読。社外取締役から社長になり、そこからまた、、、という企業小説。書かれている内容は、新任取締役の自分には突き刺さる部分が多く、他山の石しなくてはならないなぁ、と思ってしまった。まぁ結局身から出た錆という感じもするし、展開が男性目線のご都合主義の様な気もするけど、人生がひょんな事から変わってしまって、それが当然の様になってしまって、一気に崩壊、、、という流れは将来の自分を見る様で恐ろしくなった。やっぱりもっと自分も襟を正して行かないと足元すくわれかねないね。謙虚に行こう。★★★★☆2016/11/19
