内容説明
「ねえ、親指さがしって知ってる？」由美が聞きつけてきた〈バラバラ殺人事件〉と奇妙な儀式の噂話をもとに、武たち５人の小学生が遊び半分で始めた「指親さがし」。が、終わって目を開くと、そこに由美の姿はなかった。それから７年。大学生になった武は、噂で聞いた殺人事件が事実だったことを知る…。呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。
著者等紹介
山田悠介［ヤマダユウスケ］
１９８１年東京都生まれ。２００１年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』（文芸社）が１０万部を超えるベストセラーとなる。０３年に発表した『＠ベイビーメール』（文芸社）も、若い世代を中心に圧倒的な支持を得ている。今後の活動が最も注目されるホラー作家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人００９
151
山田悠介さんのノンストップ・ホラー長編小説の代表作です。そうですね、ホラー長編は長くて途中で中だるみとかがあって短編のスピード感には負ける気がして書くのが難しいかなと思うのですね。基本的には心霊スポット巡りやコックリさんや死のゲーム「親指さがし」を遊び半分でしてしまうと誰であろうが祟られて情け容赦なく殺られてしまうスタイルで単純なハッピーエンドだと生温くつまらなくなりますから常にノンストップで恐怖を持続させないと今の時代では通じないのでしょう。刑事も名探偵も通用しない相手にはエクソシストの出番でしょうね。2020/12/20
鈴本優歌
51
あぁ、山田先生だな、と自然に思いました。すごいな、と。描写が的確で想像しやすかったため、現実にあったら…と考えてしまって一人で勝手に怖くなってしまいました（笑）。小説ってここまでリアルに思えちゃうものだったと再確認させられた気がします。悔しいですが山田先生の世界に飲み込まれてしまいました。あと、やっぱり愛の力って最強だな、と真剣に思いました。（笑）2015/12/31
とも
48
とても面白い。失礼ながら軽く侮りながら読み始めただけに、良い意味で裏切られた。相応に読んでて恐怖は感じたし、物語の設定もスマートで分かりやすくストンと落ちてくるし読みやすい。ただ、ただ、それだけに勿体無く感じられる事もたくさん。もっと登場人物の背景を掘り下げて一人一人の人物描写に深み？真実味をもたせてくれたらとか、もう少し読み手を引っ張るもったいぶった進行にしてくれればもっともっと深い物語に、怖い物語に昇華したやろうに。 怖く、楽しく読めたけど物語に奥行きがなかった事が悔やまれる。2017/06/20
馨
40
ホラー小説は、私には少し物足りなかったです。。。 幽霊モノよりはサスペンス系の方が好きかな？
Rikka☆
20
よくこんなゲームを思いついたなと思いました。最後はなんとなく予想ができた!2014/10/17
