内容説明
知恵遅れの娘をこよなく愛した父、子どもの玩具に自分が夢中になった父、功なり名とげても変わらなかった父、…そんな父を私はいつまでも誇りに思う。
目次
第1章 “教育パパ”でなかった父親・井深大(おもちゃは私を喜ばすことよりも、自分が遊ぶためだった;ラジオの組み立てなど、自分が夢中だったことを私には禁止した ほか)
第2章 平凡な団欒には縁遠かった家庭人・井深大(すこし変わっていた子どものころの接し方;父と子の関係は、どちらかといえば淡白だった ほか)
第3章 シャイでも人間好きだった社会人・井深大(下世話に通じていなくても、つきあいはよかった父;会う人が皆、引きつけられる“磁石のような人” ほか)
第4章 遊び心を生涯失わなかった仕事人・井深大(子ども心にもわかった、父が弱電を選んだ理由;経営者というよりは技術屋だった ほか)