内容説明
破天荒であり、酒豪であったからこそ残した珠玉の人生語録を、名著復刻で、改めて噛みしめる。
目次
男の器量は、生きるか死ぬかの修羅場をいくつくぐるかで変わってくる。企業も、サラリーマンが修羅場をくぐる覚悟がなければつぶれてしまう。
人生、金なんか残したってしょうがないじゃないか。私の辞書には、“後悔”という字はない。
自分がどんなに努力しても、すぐに結果が出るとはかぎらない。結果にこだわりすぎると、安全な道を選び、進歩は止まってしまう。
すべての戦いは命がけだ。しかし、私は戦いに勝つことよりも、自分が納得できる戦いを優先して生きてきた。
碁でも、競馬でも、競輪でも、わが闘志はいまだ衰えていない。年をとるとは、心のエネルギーを失うことだ。〔ほか〕
著者等紹介
藤沢秀行[フジサワシュウコウ]
1925年(大正14年)横浜生まれ。日本棋院、元棋士。名誉棋聖。名人、天元、王座など、タイトルを次々獲得。昭和52年から碁界最高のタイトル、棋聖を六連覇。平成3年にはタイトル獲得最高齢(66歳)で王座に返り咲き、翌年67歳で防衛し自ら記録を更新。平成10年に現役引退。その後も若手の指導に情熱を傾け、多くのトッププロを育成する。若い頃から書を揮毫し、銀座で個展を開催。第六回書展は平成20年12月。「気」のこもった作品は人生そのものを感じさせる。平成21年5月、83歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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