内容説明
本書は、従来の技術英語作文技法の成書とは違い、日本人が特に間違いやすい用語の使い方や構文、そして句読法の使い方を重要度の高い順に対比的に説明している。また理解度が確認できるように随所に練習問題を用意した。
目次
realize
confirm
adopt
evaluate vs.estimate
first vs.at first
propose
apply
Punctuation:Space
Style:Dynamic Verbs
Prepositions〔ほか〕
著者等紹介
カウェル,リチャード[カウェル,リチャード][Cowell,Richard]
1970年スタンフォード大学数学科卒業。1980年インテックジャパン(株)勤務。現在に至る
〓錦華[シャキンカ]
1993年東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。1993年東京工科大学講師。2001年東京工科大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mura_海竜
99
このような時期なのでまじめに再勉強をしてみようかと。仕事にも役立つし。基本というだけあってよく使われる単語中心に、特に理系の学術論文とかに使用するライティングを主とした内容となっています。スペースの入れ方(数値と単位の間に入れる)、recentlyの文には現在形は使用できない、など。特に物理的な表現が求められる職業で、説明が難しくまだ話せない。頑張ろう。2006年の刊行。図書館リサイクル本。2020/04/27
JACK
24
☆ 日本人の技術英語によくある間違いと、どう書くべきかを解説する本。単語のニュアンスを絵を交えて明確にしていて、似た単語でも適切ではないものを「技術英語ではほとんど使わない」、「単純に○○と訳すとほとんどの場合間違い」などと切り捨てる。コンマ、コロン、括弧などの記号の使い方も明確にしています。個人的には、「確認する」を容易にconfirmと訳してはいけない、containとincludeの違い、「in case」と「in case of」は異常が生じる場合だけに使う、などが役に立ちました。2016/04/05
minimu
8
日本人が英訳時に犯しやすいミスや、勘違いしがちな意味についてさらっと解説してます。さらっとだけど大事なことばかり。和英辞書・英和辞書に載っている用語は、すべて誰かが作った翻訳です。辞書に載っている意味を鵜呑みにして、よく使い方を調べもせずに英作文してしまうと、おかしな英文になりがちに。自分の解釈だけを信じて作文することの危うさがわかりました。技術英語を扱う人以外にもぜひ読んでほしい、おすすめの本です!2014/08/27
Tomoko 英会話講師&翻訳者
4
技術英語を書く人が悩むポイント、間違えやすいポイントを具体例で示してあり、とても実践的な内容です。練習問題もついているので理解度チェックができる。2015/04/15
香菜子(かなこ・Kanako)
3
英語を専門としていない日本人向けに科学論文の英文校正や国際会議のプレゼンテーションの指導をしているネイティブスピーカーの著書です。とても参考になります。2017/07/01