内容説明
コンピュータビジョンの研究はここ数年目覚ましい進歩を遂げてきた。しかしその結果、初学者が立ち入りにくい分野となり、最新の研究成果が教育に反映されにくくなってきている。人工的な視覚機能がますます多くの分野において要求されている現代にあってこれは非常に残念なことである。本書ではこのような現状を鑑み、コンピュータビジョンの基礎から最新理論までを学部生レベルの学力で学べるよう企画したものである。高度な内容を無理なく学習できるよう、図を多く取り入れ、直感的に理解しやすい構成とした。
目次
1 コンピュータビジョン
2 投影とカメラモデル
3 視覚における不変性と対象物の認識
4 エピポーラ幾何と視覚誘導
5 形状復元と複合現実感
6 カメラの校正