内容説明
本書は、著者が行っている組合せ数学の講義(90分、半年間の講義)の内容をもとに作成されている。対象学年は大学1、2年生を想定している。これは、微積分・行列・数列に関するごく初歩的な知識があることを前提としており、それさえあれば、これ以外の人でも理解できる。なお最後の章では、集合・写像・置換・群などに関する知識を要するが、必要な概念はすべて説明してあるので、特に予備知識は必要とはしない。
目次
1 組合せ数学とは
2 順列と組合せ
3 包除原理
4 漸化式
5 母関数
6 ポーリャの定理