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内容説明
コメも、魚も、水鳥もとれる。畦ではダイズやアズキ、冬の田んぼではムギも作れる。雑草でさえ、牛馬の大切な餌。田んぼの豊かな生態系と、それを利用する知恵をみてみよう!
目次
1章 田んぼを選んだ日本人
2章 コメを作る場としての田んぼ
3章 魚捕りの場としての田んぼ
4章 狩りの場としての田んぼ
5章 採集の場としての田んぼ
6章 畑として使われる田んぼ
7章 田んぼの知恵―昔と今
著者等紹介
安室知[ヤスムロサトル]
1959年、東京都生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授。筑波大学大学院環境科学研究科修了。博士(文学)。長野市立博物館、横須賀市博物館、国立歴史民俗博物館、熊本大学などを経て現職。専門は民俗学(生業論・環境論)・物質文化論で、日本や東アジアの農山漁村における、自然と人間活動との多様なかかわりを追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
教育出版国語 5年生 【令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
よちよち
3
内容が、自然科学と思いきや民俗学だった。田んは米を作るだけでなく、ドジョウ、ふななどの魚や鴨をとり食糧にしたり、売って収入としていたというはなし。耕して稲を作るのは大変だったが、魚や鳥を捕まえて楽しむ豊かな生活が繰り広げられていたことを知った。棚田が減り、日本の原風景がなくなるのは淋しい。2014/07/14
motoryou
2
総合的な学習のテーマがコメだから、頭をコメに切り替えてくために。田んぼの姿は、この半世紀ですごい様変わりしたなあ。2014/05/19
ひの
1
魚とり、虫採り、鳥刺しの話は、、あんまり興味ないのでさらさらっと読んだ。でもこの本で一番伝えたかったところだと思う。様々な例があって、裏作や畔での作物も含め、本当に田んぼは稲を育てるだけのところではないとよくわかる。田んぼのある風景、自然の景色に見えて、実は人が作ったもの、つまり、人工的なもの。でも自然の景色に溶け込んで「自然」の部類に入れたくなる。つまり、人間が地球上に生きている生き物としての営みで出来たもの、ということ?鳥の巣やビーバーのダムみたいな類?高学年の男の子には是非、とすすめたい。2016/01/05
かみお
1
田んぼを見る目がかわります。2014/07/17