内容説明
八俣の大蛇からゴジラへ、怪獣文学オンパレード。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
75
テーマは「怪獣」ですが、キメラや妖怪、巨大化生物なども入っていてヴァラエティ豊かです。江戸時代の西日本での奇怪な出来事を描いた「怪獣三題」は、三つとも共通する妖怪が出てきます。それは読んでのお楽しみ♪「巨人」は部屋に棲みついた巨人に悪さをされる青年の助けになるのは犬!しかし、オチには思わず、クスリと笑ってしまう。「禍獣」は源為朝の琉球での活躍が描かれる「椿説弓張月」の一説である。滅茶苦茶、面白いので全編、読みたくなりました!しかし、尚寧王はうかつ過ぎやしないか?お祭り感が強い「聖アントワヌと怪獣たち」 2022/01/10
Panzer Leader
53
古今東西の作家達の27編の怪獣に関する短編集。漢語体や古文調の作品が多くて読みにくく、手放しで面白かったと言えないところが辛いところだが怪獣好きの人にはたまらない逸品。2022/05/08