文学の冒険<br> そうはいっても飛ぶのはやさしい

文学の冒険
そうはいっても飛ぶのはやさしい

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336030641
  • NDC分類 989.53
  • Cコード C0397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋良

9
不条理で、シュールで滑稽。特に表題作はぞっとして最後に文字通り突き落とされる。薄っすらと抑圧や監視社会の空気があるのは、作者が社会主義時代を生きてきたからという感じもする。チンチン電車の子供が死ぬ時に「満員です!」と悲鳴をあげるのは可哀想だけど笑ってしまった。2017/12/17

きゅー

9
チェコのイヴァン・ヴィスコチルと、ハンガリーのカリンティ・フィリジェシュの短編をまとめた1冊。どうして国も違う二人の作品をひとつにまとめたのかな、と思って読んでみたら不条理、グロテスク、ブラックユーモアと、いかにも東欧らしさが匂い立つようで、作品の傾向が非常に似ていた。イヴァンの作品では「飛ぶ夢」が良かった。その中に登場する半生物・半機械のような不思議な生き物アルベルト・キシュカの可愛さったら堪らない。トランクの中で一人で「バァー」とか言って隠れんぼをしているのが可愛すぎる。2012/11/14

よしじ乃輔

5
不条理を描くチェコスロバキア作家ヴィスコチル。引き出しが多いハンガリーの作家カリンティ。その2人の短編集。なんて事のないテーマから、暗喩と仄暗さで東欧だなぁと思わせるヴィスコチルが良かった。2022/04/10

tatakuma

2
チェコの作家イヴァン・ヴィスコチルの方はブラックユーモアが効いていて面白かったです。2018/03/01

llll'

0
2014/07/31

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