こども六法

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こども六法

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335357923
  • NDC分類 K320
  • Cコード C8032

出版社内容情報

法律は自分を守る武器になる。いじめ・虐待をなくすために。


いじめや虐待は犯罪です。
人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。
それは法律という社会のルールによって決められていることです。

けれど、子どもは法律を知りません。
誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。
もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。

そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。
小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。

大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。

内容説明

いじめ、虐待に悩んでいるきみへ。法律はみんなを守るためにある。知っていれば大人に悩みを伝えて解決してもらうのに役立つよ!きみを強くする法律の本。

目次

第1章 刑法
第2章 刑事訴訟法
第3章 少年法
第4章 民法
第5章 民事訴訟法
第6章 日本国憲法
第7章 いじめ防止対策推進法

著者等紹介

山崎聡一郎[ヤマサキソウイチロウ]
1993年、東京都生まれ。教育研究者、写真家、俳優。合同会社Art&Arts社長。修士(社会学)。埼玉県立熊谷高等学校を経て慶應義塾大学総合政策学部進学後は、自身の経験を踏まえて「法教育を通じたいじめ問題解決」をテーマに研究活動を開始する。学部3年時にはオックスフォード大学に短期留学し、政治教育への演劇的手法の導入方法を学んで単位を取得。また、慶應義塾大学から研究奨励金を受給し、法教育副教材「こども六法」を制作した。学部卒業時には学位記授与学部総代に選出、卒業論文は優秀卒業プロジェクトに選定された。2019年3月、一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了、現在は慶應義塾大学SFC研究所所員として研究活動を継続している。法と教育学会正会員。劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど、ミュージカル俳優としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちーちゃん

119
子どもが読むには内容が少々難しいように感じられましたが、基本的な事を分かりやすく説明してあるので非常にためになりました。良い歳した大人ですが、恥ずかしながらこの本を読んでどの様な法律が制定されているのかを理解出来ました。刑法や民法の解説が特に興味深かったです。死刑、懲役、禁錮、勾留、罰金、科料、執行猶予等、名前だけ知っていて意味をよく理解していなかった刑罰について解説してあり、参考になりました。一回読んだだけではとても頭に入らないので、今後もちょくちょく再読したいです。大人にこそ読んで欲しい良書です。2023/09/18

えちぜんや よーた

96
一度目を通しただけでは個々の条文を覚えることはできない。各法律と憲法の前に何のために存在する法律であるか、読むだけで良いと思う。個人的によく目を通したところは「刑事訴訟法」。カルロス・ゴーン氏の事件を見ているとよく分からない法律用語が出てくるからだ。「保釈保証金(保釈金)」を知っている程度で「拘留」と「拘留の延長」という意味が分からなかった。基本的な用語が分かってはじめて「日本の裁判は中世時代」や「推定無罪の原則」ではなく「推定有罪の原則」などの批判が分かるようになると思う。2020/03/10

アキ

82
法律・憲法の条文が、小学生でも読めるようにマンガ入りでやさしく書かれている。日本国憲法第13条「みんな幸せになる権利がある」。第19条「みんなと違っていてもいい」。いじめ防止対策推進法では法律上「被害者が嫌だと思ったらいじめ」になります。最近の小学生は自分の身を自分で守る必要がある程の社会。親も気が付かずに救いを求めている子どもは恐らくいる。周囲に助けを求めることができない場合の相談窓口の連絡先も載せてあります。人が生きていくのに大事な決め事があって違反すれば罰があることを子どもたちに知っておいて欲しい。2019/12/06

keroppi

80
だいぶ前になるが、裁判ざたに巻き込まれ、民法や民事訴訟法を読んだことがある。文が難しく何度も読み返した。この本は、子供に分かるように平易な言葉で書かれている。ただ、いかに平易な言葉で書かれていても、自分がその立場にならないと、その意味することの理解は出来ないのかもしれない。私自身、その時、これらの法律から守られたと思った。この本を作るきっかけは、子供たちをいじめから守りたいからという。最後に「いじめ防止対策推進法」があり、いじめで苦しむ子供たちや守るべき大人たちに呼びかけている。多くの人に読んで欲しい本。2020/10/23

☆よいこ

75
「六法」は通常、日本国憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法をいう。この本では、商法の代わりに少年法といじめ防止対策推進法を掲載する。[1:刑法]安全な生活を守るルール[2:刑事訴訟法]犯罪の捜査と裁判のためのルール[3:少年法]子どもが犯罪行為をしたときのルール[4:民法]人と人の争いを解決する基準[5:民事訴訟法]こじれたケンカを解決する最終手段[6:日本国憲法]国のしくみと理想[7:いじめ防止対策推進法]オトナには義務がある▽総ふりがな。とてもわかりやすい。おすすめする。2020/02/25

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