内容説明
伝説はなぜ生まれ、語り継がれてきたのか?伝説に秘められた驚愕の真実を井沢元彦が暴く。
目次
神代(卑弥呼;臺與;大国主命 ほか)
飛鳥・奈良時代(聖徳太子;藤原不比等)
平安時代(役小角;空海;安倍晴明 ほか)
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。卒業後、TBSに入社。報道局(政治部)記者時代の’80年に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。’85年にTBSを退社、作家活動に専念する。歴史上の謎を題材に取りつつ現代の殺人とからめた「歴史ミステリー」の分野で多くの作品を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
23
怨霊信仰をキーワードに語られる伝説の人物たち。全てそれで語るのは無理がありそうで、妙に納得してしまう説得力がある歴史ミステリという印象。謎解きするようで興味深い。次巻に続く。2021/05/18
二分五厘
17
神代の時代から平清盛まで、伝説に彩られた人物を列伝風に紹介。様々な人々の事績の集合体(神武天皇・日本武尊・武内宿禰)。歴史の方向を変えた権力者(神功皇后・藤原不比等・白河天皇・平清盛)。怨霊となった人物(聖徳太子・小野小町・菅原道真・平将門・崇徳天皇)。古代の超人(役小角・空海・安倍晴明)。生きているうちは追い詰めて滅ぼし、死して怨霊となるのを防ぐために、祀りあげて自分達の味方にとりこもうとする。このいかにも日本人の発想が伝説を生む。伝説が発生した理由を考えてみるのも面白いですね。2017/05/06
mari
13
出たー!!!怨霊信仰!でも井沢さんの怨霊信仰とか言霊とかのおはなし、実は大好きなんですよ~(笑)2014/10/02
春
4
逆説の日本史を未読です。とても興味深く面白い内容でした。2014/03/07
futomi
4
私は阿倍野王子神社の氏子です。安倍清明が生まれたところとされている。もっとすごい人かと思っていましたが。 畏れ、驚き、探究し、発見などなどして昔の人たちも生きていたのだと納得します。敗北した過去をすべて壊滅させずに歴史を積み重ねてきたということは私たちの文化なのだと知りました。やはり過去に学ぶことは大事です。2013/02/28