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世界のために涙せよ―新世紀へようこそ〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334974008
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

内容説明

アメリカの暴走を誰が止めるのか?時代を読み解くエッセー48本+対話4本。

目次

新世紀へようこそ 2001.11.19~2003.05.05(見えない戦争;ものを買わない日;軍事法廷;「クーバク」と戦争の定義;テロ国家 ほか)
対話(ルーセン・チャキールと;テオ・アンゲロプロスと;イグナシオ・ラモネと;中村哲と)

著者等紹介

池沢夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道帯広市生まれ。詩人、評論家、作家。豊富な自然科学の知識とリリカルな文章で多くのファンをもつ。1975年から3年間ギリシアに滞在。1994年から沖縄在住。主な著作に『スティル・ライフ』(芥川賞)、『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎賞)、『楽しい終末』(伊藤整賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『すばらしい新世界』(芸術選奨)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

24
単なる反米の書と読むこともできるが、それだけで済ませるのはもったいない。池澤夏樹のイマジネーションはもっと広く、9.11同時多発テロが起こった背景にあるグローバルな経済格差にまで包み込む。ゆえに『新世紀へようこそ』よりもメッセージは広がりを見せ、したがってこちらもそのメッセージを時間をかけて読みこなす態度が必要となる。読者との丁々発止のやり取りが面白かった『新世紀へようこそ』と比べるとそうしたやり取りが見られないのも少しマイナスなのだが、これは意見が割れるかもしれない。少なくとも今読んでも意義を見い出せる2022/09/15

Maumim

1
今から10年以上も前、米国のイラク攻撃前夜に発信されていたメルマガ。 戦争はよくない、というシンプルな主張がしつこく語られる。 日本政府が米国に追従し、日本では反戦運動が盛り上がらないことに対するもどかしさ。 9.11のテロからの米国ブッシュ政権がいかに横暴であるか、それに対して日本人がいかに無関心であるか、ということなど。 池澤氏の論述にほぼ同意。 最後の中村哲氏との対話が印象的。2013/03/08

ちゃん

0
知識がほしい。もっと。自分で判断できるように。2010/09/02

ナウラガー_2012

0
長期債務が国内総生産の60%以内でないとEUには入れないが日本のそれは実に143%2020/03/08

ナウラガー_2012

0
江戸期までの日本人は②の方が重視された。敗者の怨恨を慰める思想は”御霊信仰”と呼ばれる/「一億総懺悔(東久邇内閣)」国民全員が昭和天皇に敗戦を謝罪するという意味であった。逆では?/イスラムでは利子を”リバー”と呼ぶ。マホメットは啓示を受けるまでは商人で貨幣の働きを知っていて商品の交換機能と利を生む機能を区別して考えていた/昔から日本は水の良い国で、明治期に”ヨコハマ・ウォーター”は外国船の間で評判で、”東洋航路で最もうまい水”と言われた/一杯200円のコーヒー でコーヒー農家の取分は3円ほど2020/03/08

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