地磁気の逆転―地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか

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地磁気の逆転―地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか

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  • サイズ 46判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334962265
  • NDC分類 450.12
  • Cコード C0044

出版社内容情報

地球は北極がS極、南極がN極の巨大な磁石であるが、77万年ぶりに極が入れ替わるという予測がある。その甚大な影響とは?

内容説明

地球は巨大な磁石だ。コンパスの「N極」は北を、「S極」は南を指し示す。だが近年の研究により、地球ではこれまで何度も磁極の逆転(N極とS極の入れ替わり)が起こっていたこと、そして、前回の逆転から78万年経過したいま、近い将来に次の逆転が起こるかもしれないことが明らかになっている。地球の磁場は、人間に正しい方角を教えてくれるだけでなく、宇宙から降り注ぐ有害な宇宙線から生命や文明を守ってもいる。何百年も続くと言われる磁極の逆転プロセスでは、地球の磁場が弱まり、宇宙線被曝によって甚大な被害が出るという。生体や遺伝子への影響のみならず、電子機器や発電・送電設備の故障など、人類が経験したことがない危機が起こりうるのである。本書では、地磁気の謎に挑んだ歴史上の科学者たちの業績を追いながら、そもそも磁力とは何か、なぜ地球は磁石なのか、なぜ地磁気逆転が起こるのか、来る危機を前に私たちはいかに備えるべきかを考察するものである。千葉県にちなむ「チバニアン」という名称が昨今話題の地質年代と、地磁気逆転の関係にも触れる「解説」も特別収録。

目次

第1部 磁石(すべての始まり;不対電子のスピン ほか)
第2部 電流(コペンハーゲン実験;密接な結びつき ほか)
第3部 コア(ねじれる渦;地球内部の衝撃 ほか)
第4部 逆転(空を見上げる;光が予言する恐怖 ほか)

著者等紹介

ミッチェル,アランナ[ミッチェル,アランナ] [Mitchell,Alanna]
科学ジャーナリスト。2014年には絶滅生物について書いた記事で全米雑誌賞、2015年にはネオニコチノイドを用いた農薬に関するドキュメンタリーでニューヨーク・インターナショナル・ラジオ・フェスティバル銀賞を受賞している。ニューヨーク・タイムズなどに寄稿するほか、CBCラジオの科学番組にも協力している。著書に、優れた環境問題ジャーナリズムに贈られるグランサム賞を受賞したSea Sick:The Global Ocean in Crisisがある。カナダ、トロント在住

熊谷玲美[クマガイレミ]
翻訳家。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

24
地球磁場は、地球の最も奥深くにある中心核で生み出されている。この磁場は、宇宙空間に何万キロメートルも広がって、目に見えない恐ろしい宇宙線や荷電粒子から地球を守る、巨大な防衛システムになっている。もしこれがなければ、宇宙線や荷電粒子が地球上の生物の体を貫いていただろうし地球の大気もはぎ取られていただろう。火星では、数十億年前に内部磁場が消滅し、大気や水が失われた。当時、何らかの生命体が生息していた可能性があるが、それも死滅してしまった。磁極の逆転が地球でも何百回も起こっている。最後の磁極逆転は78万年前だ。2019/03/27

ケニオミ

12
宇宙から降り注ぐ放射線は地球の磁気で守られていることは知っていました。磁極が変化することも知っていました。ただ、変化する際に10分の1程まで弱くなることは知りませんでした。宇宙からの放射線は強く、弱い磁場で浴び続ければ死に至る確率が高まるそうです。過去何度も磁極逆転の経験を地球はしてきていますが、その際の生物への影響は知られていないようですね。何が地磁気の変化の原因であるかも特定はされていないようです。最近では約30万年周期で逆転は起こっており、最後の逆転が78万年前なので、そろそろ・・・。怖い話です。2019/05/06

まーぶる

9
地磁気の発見から、過去に逆転していたとうい証拠を見つけてきた科学者たちの話。サイエンスライターの取材によってまとめられたものだけど、ある程度知識がないと、特に前半は難しい。後半の地磁気の逆転と、地磁気がなくなったときにどんなことが起こるのか、は興味深い。科学によって様々なことが明らかになることで、私たちの常識は更新されていく。昔は地球ではなく宇宙が動いていると思っていたのだ。50年後には今では考えられない新たな科学的常識があるのかもしれない。2020/03/05

とりもり

4
タイトルから連想する地磁気逆転についてだけ書かれた本ではない。磁力、電力そしてそれらを統合した電磁力の発見に至るまでの電磁気学の発展に半分程度のページが割かれ、地磁気逆転だけさくっと知りたい人には向かない。それもそのはず、原書のタイトルは"THE SPINNING MAGNET"(回転磁石)なので、地球の核で起こっている変化についての記載がメインであり、その結果として生じる(かも知れない)地磁気逆転の影響が後半のメインテーマになっている。それを踏まえて地磁気逆転について正しく理解するには良い本。★★★☆☆2019/06/23

Jacard

3
「地磁気逆転」が発見されるまでの歴史を、磁石や電流の発見から順にまとめていく。中盤になってやっと地磁気の話題に。ちょくちょく挟まれる取材エピソードが段々(余談のように感じられて)煩わしくなってしまった。図や数式がないのは「読みもの」としてはとっつきやすくなるけど、視覚的にサポートが欲しい部分も。/地磁気の逆転が今の世界にとってどれほど差し迫った問題なのか。読み終えると「仮想通貨」とか「メタバース」とか流行りの技術にも疑問が。ぼんやりと不安を掻き立てられる後ろ向きな結末が印象的。2022/05/19

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