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「進化」大全―ダーウィン思想:史上最大の科学革命

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  • サイズ B5判/ページ数 493p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784334961732
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

内容説明

危険と希望の両面をあわせもつ進化論の展望は、この壮大かつ最新の一冊により、ショッキングに一変する!進化理論の歴史から最先端までを網羅した大冊。

目次

第1部 緩慢な勝利―ダーウィンとダーウィニズムの興隆(ダーウィンとビーグル号;「人殺しを告白するようなもの」―種の起源の起源 ほか)
第2部 創造と破壊(系統樹を根づかせる―生命の誕生からバクテリアの時代まで;偶然の構築装置―動物の進化における偶然と拘束 ほか)
第3部 進化のダンス(共進化―生命が織りなす関係;ダーウィン医学―進化医学の時代の病気 ほか)
第4部 進化における人間性の位置と人間性における進化の位置(噂話をするサル―人類進化の社会的ルーツ;紀元前五万年―人類の夜明け ほか)

著者等紹介

ジンマー,カール[ジンマー,カール][Zimmer,Carl]
1966年米国ニュージャージー州生まれ。イェール大学卒業後、’89年から一般向け科学雑誌「ディスカヴァー」の編集に携わり、’94年9月から’99年2月まで副編集長。現在はフリーのサイエンスライターとして、科学雑誌へ寄稿するほか、テレビの科学番組にも出演している

渡辺政隆[ワタナベマサタカ]
1955年生まれ。東京大学大学院修了。専門は進化生物学、科学史、科学コミュニケーション。文部科学省科学技術政策研究所上席研究官。早稲田大学理工学部非常勤講師(進化学)。『ガラガラヘビの体温計』(河出書房新社、1991年、第8回日刊工業新聞技術・科学図書文化賞優秀賞受賞)などの著書のほか、訳書多数。第4回日本進化学会教育啓蒙賞受賞(2004年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

6
ダーウィンの著作を中心とした進化論の構想が今も継続中であることを、500pにわたる豊富なカラー図版があちこちにパターンを作って適応と変異の確率論的なボトムアップから作り上げる過程としてビジュアル化した贅沢な啓蒙書である。ビーグル号航海時の大地震体験と地質学への興味、後になって重要さに気づいたガラパゴスの生態、メンデルの法則がダーウィンに伝わっていたらという仮説、緻密な分布の記録による共進化の予言や孔雀の羽への嫌悪から性淘汰の思いつき等の挿話が豊富にあり、その後出てくる性に関する赤の女王仮説等の紹介もある。2020/10/03

あおき

2
性の進化についてがおもしろかった。もっかい読みたい。2012/08/18

茶幸才斎

2
ダーウィンがビーグル号航海を経て着想した進化の概念は、主に考古学上の知見の蓄積と遺伝学及び分子生物学の発展を通じて理論的に補強され、今日、種の確立と絶滅、生物の形態形成、突然変異、共進化、性淘汰、そして人類の起源などを説明する。本書の目的は、それらを丹念に解説した後、今なお存在する熱心な創造論者による進化論批判に反論し、進化論の科学的正当性の揺るぎのなさを強く主張することにある。神の導きなくして人間は存在し得ないとする宗教観を抱けない筆者や私などには、代わりに死の到来を恐怖するという罰が待っているけどね。2012/05/26

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