ネオコンの論理―アメリカ新保守主義の世界戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334961558
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0098

目次

第1章 軍事力の格差
第2章 強さの心理と弱さの心理
第3章 超々大国
第4章 ポストモダンの楽園
第5章 アメリカが作った世界
第6章 「欧米」はいまでもあるのか
第7章 覇権への適応

著者等紹介

ケーガン,ロバート[ケーガン,ロバート][Kagan,Robert]
カーネギー国際平和財団の上級研究員で、アメリカ・リーダーシップ・プロジェクトの責任者。ワシントン・ポストなどの新聞・雑誌にコラムを執筆している。レーガン政権時代の1984~88年に国務省に勤務し、国務長官のスピーチライター責任者、政策立案スタッフの一員であった

山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
翻訳家。1949年生まれ。政治経済分野の翻訳で高い評価を得る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Riopapa

3
ヨーロッパですらアメリカの覇権主義に対抗できないのであれば、日本もアメリカに抵抗していくのは難しいのだろう。やはり中国と韓国以外のアジアと仲良くしていくしかない。2013/07/08

ろーじゃ

3
ネオコンの親玉、ロバート・ケーガン氏の論文の邦訳です。日本ではアメリカとヨーロッパを'欧米'として一括りで捉えるきらいがありますが、ケーガン氏は国際政治観の観点からヨーロッパとの決別を主張。 ブッシュ政権時のアメリカの単独行動主義は、この本を通すとよく見えてきます。2013/02/01

KA

2
イラク戦争開戦直前03年2月に出されたバリバリのネオコン論客による欧州批判の大ベストセラー。今なら一言「いやでもさ、大量破壊兵器なかったよ?」で論破できるが、当時のネオコンの鼻息の荒さがよくわかる。原題は "Of Paradise and Power: America and Europe in the New World Order 天国と力: 新世界秩序における米国と欧州" で、ケーガンは欧州を「アメリカの軍事力が下支えするカントの永遠平和を享受するポストモダンの天国」と揶揄する。悪口の圧が強すぎる。2021/05/27

脳疣沼

2
ネオコンと言えば悪の代名詞のようなものだが、彼らの主張はそれはそれで納得できるものだと思った。結局、ヨーロッパ(日本もそう)のような国々、つまり自らの手を汚すことはせずにアメリカに守られて温々と暮らしてきて、しかしそのくせ、なにかあるとすぐにアメリカを批判する、そんな国達に、自分で何でも出来てしまうアメリカがいらつくのは理解できないことではない。日本も中国脅威論で騒いでいるくせに、防衛費は抑制したままで、結局アメリカ頼みである。そのくせ、「アメリカは本当に日本を守る気があるのか!」などと責めるのである。2014/07/10

samandabadra

1
安保ただのり論 ヨーロッパ版分析 byアメリカ人 ただし、自分の都合に悪いことは お隠しになられたもののようで 2009/05/08

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