内容説明
あなたは民主主義を疑ったことがありませんか。民主制という古い革袋には、不断に新しい酒を盛りつづけなければならない。本書の中で展開される民主政治論は、多くの示唆に富み、現代政治に対する鋭い洞察に満ちている。
目次
レオニーの旅立ち―「民主主義はなんのため?」
列車に揺られて―民主主義になにができないか?
ルッツのアパートで―政治は未来とかかわりがある
アントンの計画―アテナイの民主制を支えたくじ引き
新しいアパート―人間は自分の得になることだけをする
インゴ宅の夕食会―民主制を批判したプラトンとアリストテレス
長老政治家を見舞う―近代民主主義の展望
お試し党員―いちばんいい政党ってなに?
希望の星が消える―今日の民主制は最善のモデルか?
新たな手がかり―「あなたたちが国家だ」〔ほか〕