至善館講義シリーズ MBAを超えて<br> 経営リーダーのための社会システム論―構造的問題と僕らの未来

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至善館講義シリーズ MBAを超えて
経営リーダーのための社会システム論―構造的問題と僕らの未来

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784334952938
  • NDC分類 361
  • Cコード C0034

出版社内容情報

現代社会で、人々はなぜ生きづらさを憶え、事件が多発するのか。現代と未来の社会を見通す「社会システム論」。

内容説明

「安全、快適、便利」なのに、なぜ生きづらいのか?

目次

プロローグ 社会という荒野を仲間とともに歩く
第1章 構造的問題とは何か
第2章 2段階の郊外化とシステム世界の全域化
第3章 郊外化がもたらす不全感と不安
第4章 3段階めの郊外化と人間関係の損得化
第5章 「われわれ意識」が喪失した社会をどう統治するか
第6章 神格化するテック、動物化する人間
第7章 あなたにとって「よい社会」とは?
第8章 共同体自治の確立とリーダーの条件
エピローグ 天才・宮台真司の絶望と希望

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
社会学者。大学院大学至善館特任教授。東京都立大学教授。東京大学文学部卒(社会学専攻)。学部と院で廣松渉・小室直樹に師事。1987年東京大学教養学部助手。1990年数理社会学の著作『権力の予期理論』で東京大学より戦後5人目の社会学博士学位取得。権力論・国家論・宗教論・性愛論・犯罪論・教育論・外交論・文化論で論壇を牽引。政治家や地域活動のアドバイザーとして社会変革を実践してきた。2001年から「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務め、独自の映画批評でも知られる

野田智義[ノダトモヨシ]
大学院大学至善館理事長・学長。特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)創設者。1983年東京大学法学部卒、日本興業銀行入行。その後渡米し、マサチューセッツ工科大学(MIT)より経営学修士号(MBA)、ハーバード大学より経営学博士号(DBA)を取得。ロンドン大学ビジネススクール助教授、インシアード経営大学院(フランス)助教授を経て帰国。既存のMBA教育に飽き足らず、2001年、財界トップ等120名の支援を得て独自の教育機関ISL(Institute for Strategic Leadership)を創設。大企業の経営幹部、社会起業家等約1、600名を輩出。2018年に、ISLを母体に至善館を開校し現在に至る。専攻は経営政策、組織戦略、リーダーシップ論で、インシアード在籍中には3年連続で最優秀教授賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ころこ

51
別に経営リーダーだけに限ったことではない。社会を俯瞰してみることは、政治的イデオロギーの信念を持っているひとの思い込みも中和することができる。第1章に書かれている「全員が善意の人々」とはそういうひとも含まれる。教育的で、発見の仕掛けがある。会話体で読み易い。たぶん、あっという間に読める。「生活世界」(商店街)と「システム」(コンビニ)を使い分けて、便利さを享受していたのは良かったが、「システム」の全域化が人間を交換可能で没個性化させ、孤独にして、ひとりひとりの人間としての存在を不確かにしてしまった。誰が仕2022/12/14

akihiko810/アカウント移行中

33
社会の「郊外化」により共同体がなくなり、劣化した人々が生産され、社会がますます劣化していく現代社会の社会システムを論じ、講義した本。印象度B+  社会学者・宮台のここ十年の活動の集大成か。「郊外化と孤独死問題」については本書が決定打のように思う。「社会の郊外化」には3段階あり、60年代の団地化(地域の空洞化)、80年代のコンビニ化(家族の空洞化)、90年代のネット化(人間関係の空洞化)。しかもこの郊外化には「悪人(戦犯」がいるのではなく、快適を求めてきた帰結でしかないということ。ここまでが本書中盤。2022/11/14

こも 零細企業営業

31
現在の人達達の心理状態。社会の動き。それに適応出来なくて苦しむ者に不寛容な社会。持て囃される冷笑系。うん、消化不良また読もう。2023/05/08

Tenouji

28
YouTube等で発言されている、最近の宮台氏の論拠が学べる内容で面白かった。優し目の文章で書いてあるので、わかりやすいが、いつものトーンと少し違う。IT技術も自分たちのために使えばいいんだけど、競争世代は、なぜか拒絶やマウンティングの道具に成り下がってしまうんだよな。2022/05/23

たばかる

26
宮台社会学。生活世界に対するシステムの全域化に対し、どうあらがえるか。今回は野田氏とともに回している講義をもとにし、さらに受講生との対話もあるので説明が具体化されてわかりやすい。非人格的な<システム>に対しての共同性、共同体自治が処方箋。■ただし、「共同体」は仲間を区別するために何らかの境界を前提とする。行き過ぎれば差別になるだろうし、またテクノロジー界隈や前衛的な界隈は高所得者や高技術者になりやすい。初期状態としてこの不可避な条件を踏まえつつ境界を調整し、徐々に輪を広げていくのが得策か。2023/02/03

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