内容説明
ある朝小学校二年生のノンちゃんが目をさますと、お母さんがお兄ちゃんをつれて出かけてしまった後。大泣きして神社の境内にある大きなモミジの木に登ったノンちゃんは、池に落ちたと思ったら空に落ちて、雲に乗ったおじいさんに拾われて…。光文社より出版されると同時に多くの読者に感銘を与えた名作。第一回文部大臣賞受賞。光文社創業60周年記念出版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
N
1
冒頭からとても可愛らしく、日本にこんなファンタジーがあったなんてと驚きました。古めかしいので小学生のころスルーしてても仕方ない、と思いつつも、どこか読み慣れた文体だと思ったら、石井さんの翻訳本はよく読んでいたみたいです。冒頭で期待したようなファンタジーとはまた違いましたが、言葉が綺麗で充実の読後感でした。2016/05/18
はる
1
時間潰しに飛び込んだ良く知らない町の図書館で再会。 悲しい事をちゃんと悲しいと感じて、それを受け止めてもらって、そういう信用できる人に「世界は敵じゃないんだよ」と言ってもらうことは、とても大切な事なのだと思う。 誰にでも手放しで泣けなくなる瞬間は来るのだから。 子育てもほぼ終わってしまったけど、私の胸には小学校の頃読んだノンちゃんがあったと信じたい。 色々古いけど、何度も繰り返しなぞってかみしめたいと思うほどに、言葉が温かい。 昔も今も、大好き。 2012/07/29
nさち
0
とても懐かしくあたたかい作品。誰が読んでも、心がこどもの頃にかえるような名作。今のこどもたちも、こんなあたたかい日々を過ごせたらいいね。2016/09/24
みちみち
0
伊藤まさこの「雑食よみ」で1番に紹介されていたので読んでみました!有名な本だったんですね。結構昔の本でしたが古き良き時代って感じですごくよかったです。ノンちゃんは欠点がないなーと思っていたら雲の上のおじいさんが最後すごく的確な注意をしててなるほどなーって思いました。どうでもいいけど母親とノンちゃんの名前が同じでなんかほっこりしました笑2013/12/22
はにゃん
0
☆ふと思い立って再読。小学生だった頃と感想は同じく、名作と言われてるがどこが面白いのだろう?ノンちゃんがいい子ちゃんすぎて、共感できないんだよねぇ。2009/10/04