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日本「半導体」敗戦―なぜ日本の基幹産業は壊滅したのか?イノベーションのジレンマ

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334934699
  • NDC分類 549.8
  • Cコード C0033

内容説明

エルピーダメモリ1社を残してDRAMから撤退した日本半導体産業。1980年代半ばに世界を制した技術と品質は、いまや不況のたびに膨大な赤字を生み出す元凶と化した。一体、なぜ、こんなことになってしまったのか?半導体産業の技術者として出発した社会科学者が、今、そのすべてを解明する。

目次

第1章 過剰技術、過剰品質
第2章 イノベーションのジレンマ
第3章 海外高収益メーカーとの違い
第4章 自ら陥った4つのジレンマ
第5章 装置メーカーとの共退化現象
第6章 ネジクギになった半導体

著者等紹介

湯之上隆[ユノガミタカシ]
1961年生まれ、静岡県出身。1987年、京都大学大学院(修士課程原子核工学専攻)を卒業後、日立製作所に入社。以後16年間にわたり、中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センター、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて、半導体の微細加工技術開発に従事。2000年に、京都大学より工学博士。2003年~2008年にかけ、同志社大学の技術・企業・国際競争力研究センターにて半導体産業の社会科学研究を推進。長岡技術科学大学客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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