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Kobunsha paperbacks
起業バカ―Naive Entrepreneurs

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933562
  • NDC分類 673
  • Cコード C0033

出版社内容情報

成功するのは1500人に1人。
その1人になれると、あなたは本当にお考えか?

◆世の中そんな甘くない。起業の数ほどワナがある。
 脱サラやリストラで起業 start up した人は、年間約18万人。1年以内の起業を目指して準備中が約60~70万人、起業希望者は約130万人もいるという。これを後押し backing するように、小泉首相は資本金1円の「1円起業」や大学発ベンチャーの育成、中高年・女性向け起業融資、創業セミナーなどを打ち出し、「3年間で起業を年間36万件」のペースに引き上げるなどと宣言したが、その実態はどうなのだろうか?
 私が推計したところでは、実際に起業で成功 become successful できたのは、1500人に1人であった。つまり、ほとんどが失敗している。そのわけは、この起業ブームにバカが踊らされているだけだからだ。第2のホリエモンになれるなんて、ただの夢物語 just a dream にすぎないのだ。この現実を思い知らないと、あなたは即座に地獄行きになるだろう。実を言うと、私もその1人だった。
 だから、その後、私は起業現場を徹底して取材し、起業家 entrepreneur が必ずはまるワナ trap 、失敗する条件を探り続けた。本書は、その総まとめである。見込み違い/裏切り/貸し渋り/資金繰り地獄/身ぐるみ剥がされる個人保証/連鎖倒産/ベンチャー支援のワナ/パクリ屋の儲け話/フランチャイズ詐欺/大企業のベンチャー潰し/下請けの悲哀……など、起業家の前に立ちふさがるワナは無数にある。世の中は、そんなに甘くないのだ。
(以上、(C)光文社Web-Site)

渡辺仁[わたなべ・じん]
1951年、長崎県生まれ。経済ジャーナリスト。東洋大学経済学部中退後、専門紙記者などを経てフリーライターとして独立。ビジネス誌、経営誌にベンチャー企業・ニュービジネスの動向を中心に幅広く取材執筆する。2002年4月、ベンチャー支援雑誌『Incubation』を創刊、編集長を務める。

内容説明

脱サラやリストラで起業した人は、年間約18万人。1年以内の起業を目指して準備中が約60~70万人、起業希望者は約130万人もいるという。これを後押しするように、小泉首相は資本金1円の「1円起業」や大学発ベンチャーの育成、中高年・女性向け起業融資、創業セミナーなどを打ち出し、「3年間で起業を年間36万件」のペースに引き上げるなどと宣言したが、その実態はどうなのだろうか?著者が推計したところでは、実際に起業で成功できたのは、1500人に1人であった。つまり、ほとんどが失敗している。そのわけは、この起業ブームにバカが踊らされているだけだからだ。起業現場を徹底して取材し、起業家が必ずはまるワナ、失敗する条件を探り続けた。本書は、その総まとめである。

目次

第1章 みんなこうして失敗した
第2章 起業でハマる3つのワナ
第3章 「起業後」に待ち受ける誘惑とワナ
第4章 脱サラを喰いものにするフランチャイズ商法
第5章 フランチャイズは底なし沼
第6章 いまのニッポンで起業するのは損か得か?
第7章 ベンチャーにはだかる4つの「抵抗勢力」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

45
1円で起業できる時代となっていますが、10年生き残れるのは5%と言われています。リストラされた中高年起業家が世間知らずで一番騙されやすいらしい。なぜなら、焦りもあって、人がよくておとなしく、サラリーマン一筋で世の中を甘く見ている。小金を持っていて、子供も独り立ちして自由の身の上だから、その開業資金を巻き上げようと狙って待ち構えている人間が多々いる事が分かります。見込み違いや勘違い、部下の裏切り、フランチャイズ詐欺、代理店詐欺、出資金詐欺や、最後には資金繰りに行き詰まり、借金地獄。リアルでした。2016/08/02

shigoro

5
1500人に1人は、あくまで上場なんで、そこそこ成功ならもっと多いとは思う。しかし、脱サラから成功への道は甘くないな。結局、サラリーマンとして仕事が出来るのと、一人の起業家として成功できるのはまったく違った才能をもってないといけない。そこに気づけず、自身過剰でいたり、見込みの甘さが出たり、知識不足からカモにされたりと散々な目にあう。事前の準備(知識・資金・手順)を怠ってはいけないな。 2011/10/18

5
いちいち単語のあとに英単語が並列されているこの表記が限りなく鬱陶しい。鬱陶しいのに、たまに、あ、英語だとこんな表現なんだ、と膝を打ってしまってそれもまた口惜しい。現実のケーススタディが充実。ここを取っ掛かりにして更に深く調べる、って使い方が最適解な気がする。2009/08/15

わらびん

3
約10年前のものだが、今読んでもためになることがある。著者にはジャーナリストとして追いかけていた熱意を感じる。端から見ているから反面教師ととらえられるが、実際に当事者となると、まわりがみえなくなるのであろう。2014/09/14

レオンハルト=フリードリヒ=ソートイ

3
脱サラ。独立。甘い話には裏がある。取材してかかれているので説得力があった。 英語をちょこちょこ混ぜるのはやめてほしい。 でも読んでいくうちに慣れます。2012/05/06

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