内容説明
1983年、石油会社シェルはソ連の動向を分析し、見事、ソ連崩壊を予測した。その結果、石油開発で他社を圧倒し、利益を独り占めすることができた。古代エジプトの『死者の書』以来、人間は未来を知りたいと強く願ってきた。その流れは現代まで脈々と続き、今やビジネスの世界でも未来予測は重要なものとなっている。場合によっては、企業の経営さえ左右するほどである。本書では、こうした未来予測の歴史をさかのぼり、また数々の未来解析の技法を公開する。さらに、10年後の「未来ビジネスの種」を多方面にわたって紹介し、現在の日本が大きく立ち後れている「未来学」の復権を願う。
目次
日本人と未来学
未来学の歴史
アメリカの未来学
未来解析の技法
未来ビジネスを読む
巻末付録 アルビン・トフラー博士との対談
著者等紹介
浜田和幸[ハマダカズユキ]
1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学卒業後、米ジョージ・ワシントン大学大学院にて政治学博士号を取得。米「戦略国際問題研究所」等を経て、国際未来科学研究所の代表を務める
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