Kobunsha paperbacks
新円切替―国家破産で円が紙くずとなる日

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933364
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

国家破産問題は、2004年になって株式市場が好転したため、一時的に危機感が薄れている。しかし、それはただ表面上のことにすぎない。現段階では「新円切替」「預金封鎖」、そして「財産税」が、いつ行われるかは定かではないが、現状が続く限りその日は間違いなく来るのである。それは、政府による国民資産の強奪であって、日本国民である以上、誰もこの強奪からは逃れられない。銀行預金や郵便貯金も、自動的に残高をカットされ、あなたの資産は目減りしてしまうからだ。ここに書かれているのは、身も蓋もない「絶望的未来」である。生活がどんどん苦しくなり、やっとの思いで暮らさなければならないあなたと筆者の未来だ。だが、それでも我々はこの国で暮らしていかなければならないのだ。

目次

1 もう手遅れ!その日は突然やってくる
2 国家破産で「円」は紙くずに
3 アメリカの借金を背負い込む日本
4 円は滅びてもドルは滅びず
5 下請け国家に堕ちた日本
6 なぜ私たちは助からないのか?

著者等紹介

藤井厳喜[フジイゲンキ]
国際問題アナリスト。1952年、東京都生まれ。’77年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同年から’85年までアメリカ留学。クレアモント大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。’82年以来、近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」を発行。現在、株式会社「ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン」代表取締役、拓殖大学日本文化研究所客員教授、千葉商科大学非常勤講師、モンゴル国際経済商科大学客員教授、日米保守会議理事・事務局長
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

5
この不適切な書名は売り上げを1割は下げており、『アメリカの日本支配』にすべきだった。現代の支配の堂奥を教えてくれる。その特質は2点、①イカサマを見抜かれぬための解明不可能なほどの複雑怪奇さ、②それでも解明しようとする奴は殺す。特別会計を解明しようとして暗殺された石井紘基は「不可能に近いほど複雑」といった。アメリカの戦後日本支配も。日本はドルを買い支え(円売りドル買い介入はアメリカへのプレゼント・マネー)、アメリカ国債も買い支え(勝手に売れない)、アメリカ政府の借金を穴埋めしてやっている(それ以前に日本国は2022/05/14

貧家ピー

3
2004年のお札切替え時に、新しい円への切替えがあるのではないかという内容。 日本財政について最悪の想定の一冊。 2005/08/20

n yamamoto

1
なるほど。 日本小市民の自分は救われない。 経済占領が進んで日本銀行券の信頼が無くなり、国内で買い物するのに米ドルを使うのか~。2015/09/23

ボニブル

0
最悪にそなえて資産防衛を指南してくれる本ではありません。シナリオ通りの国家の暴力が現実になったときほとんどの一般人は無力であり、でもそこからようやく日本再生が始まるのだろうという著者の悲しい現実認識には同感した。明治・昭和の戦争で命をなくした我々の先祖たちが誇りに思うような日本に生まれ変わらせるために、何が自分にできるのだろうか.....2017/07/14

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