Kobunsha paperbacks
なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか―ミステリアス・マーケット考現学

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933333
  • NDC分類 675.2
  • Cコード C0033

内容説明

もやもやとして形をなそうとしない今どきの「買い物」「お金」の本質を知るには、日常、普通に買い物をしている人たちの声を具体的に聞いて、それらに答えを出していくのが一番の近道です。この本を読むことで、買い物の楽しさ、お金を使う喜びを再発見してください。ここで取りあげた事象は、マーケッターにとっても見逃せない消費の状況であるはずです。

目次

1 買うのをためらわせている「なにか」とは―「これを買ったらまた物が増えるな」と思うことがありますか(「これを買ったらまた物が増えるな」と思って買うのをやめることがありますか。;新製品のお茶があっても、ヒット商品「生茶」の新バージョン「口どけ生茶」を探してしまいますか。 ほか)
2 「がっかりする」を買う心理―「どうせがっかりする」と思いながらも「続編」を見てしまいますか(レストランで「前菜3種類から選んでください」と言われると、面倒ではないですか。;レストランのサービスに「こんなのにお金を払うなんて」と腹を立てることがありますか。 ほか)
3 「抑止力がない」といくらでも買うのか―「食玩を“大人買い”するのは大人げない」と感じますか(食玩やガチャポンを「大人買い」しても、ちっとも大人になった気がしないと思いますか。;食玩やガチャポンを買うときは楽しくても、開けたらフィギュアに関心がなくなってしまいますか。 ほか)
4 なぜ「お金を使う」のは後ろめたいのか―「自分は無駄遣いをしている」と思いますか(いつのまにかカードのポイントが貯まっていると嬉しいですか。;ポイントがお金になると嬉しいですか。 ほか)

著者等紹介

辰巳渚[タツミナギサ]
1965年福井県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。マーケティング雑誌「月刊アクロス」記者、筑摩書房勤務を経て、フリーのマーケティングプランナーとして独立。専門は、ライフスタイルの変遷の検証と分析、および世代論。著書『「捨てる!」技術』(宝島社新書)をきっかけに、現在の暮らしの問題点と行方について、発言をつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

子音はC 母音はA

5
マーケット考現学の本。特に面白い視点は(人と人との階層だけでなくひとりが行う中の消費活動の中に階層化が進んでる)現代の消費者を見た事であった。オフィシャルに金を使うかプライベートに金を使うかでその人の他者との卓越化を見ていく。2014/07/25

2
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2004/12/post_21.html2017/06/14

りおふ

1
車に過剰なお金をかけるのは悪いと思いました。 本の内容としては特に・・・2018/06/17

おたきたお

1
フリーのマーケターである著者が「買い物」の本質について考察した著作。「『何を買うか』が『その人の生き方』そのものを表すことになっている」との指摘は至極真っ当。「自分のなかの実感をたいせつに」という主張はよくわかる。ただ、ここまで物から人生へとシフトしているのに、買い物=消費の対象が「物」「グルメ」で終わっているところが残念。「サービスやボランティアなど、他にも消費の方法は色々あるよ」というところまでもう一歩踏み込んで欲しかった。2006/01/01

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

1
☆×2.5…横書き、かつ文章そのものが非常に癖のあるものなので読みづらいことこの上なし。ちなみに注意しておくと、この方は「女性」です。この分類でこういう書き方をする人って珍しいなぁ。と言うかガチャポン大人買いすると聞いてうっかり男性かと思いましたよ!(ちなみにそれは著者のブログでうかがえますよ。)私そのものが衝動買いをしない種族のためあまり参考にはなりませんでした。2010/12/14

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