ここに死体を捨てないでください!

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334926762
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。誰にも知られないようにこっそりと。そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物をみつけたのであった…。会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。…クルマに死体を積み込んで。烏賊川市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!探偵は事件を解決できるのか?それとも、邪魔をするのか?驚天動地のカタルシス。

著者等紹介

東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。1996年、鮎川哲也編『本格推理8』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa‐One」に選ばれ、『密室の鍵貸します』で長編デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

127
死体遺棄?いいえ、死体不法投棄です。妹宅に転がった刺殺体、姉が起たねば誰がやる。木の葉隠すなら森の中、死体隠すなら山の中、臭いものはコントラバスケースに詰め込んで蓋をして、赤いミニクーパーで出発進行盆蔵山。さて山とくれば山荘→名探偵宿泊→殺人事件発生はお約束。なりゆき犯罪者とへっぽこ名探偵、ひとつ屋根の下呉越同舟疑心暗鬼。隠匿した池ごと消えた死体、代わりに出てきた新たな死体、この中に連続殺人犯がいる!死体なんて捨てるんじゃなかったと後悔したってもう遅い。死体不法投棄?いいえ、死体消失イリュージョンです。 2012/12/27

りゅう☆

101
妹が殺人?香織は妹を守る為、遺体を捨てに行くことを決意。そこで片棒を担がされたのが鉄男だった。遺体遺棄なんて内容重いハズなのに、相変わらず軽くて面白い。一方、姿を現さなかった依頼者山田慶子を捜索するため鵜飼、朱美、戸村はクレセント荘へ。偶然が重なり香織たちと出会う。宿泊翌日、釣りに出かけたクレセント荘所有者雪次郎の遺体が川で発見。事故か殺人か?真剣な場面なのにくるくる回るダンスなど常に笑いがある中、見事な大掛かりなトリックと伏線回収にスッキリ。災難続きの戸村の印象薄かったけど、ちゃんとオチある役はさすが!2018/01/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

93
烏賊川市その5。勘違いを重ねるコメディのような展開が面白い。2013/08/09

Satomi

85
面白いかと聞かれれば面白いと答えますが…。薄いし、軽い。子供向け!?!?「ここに死体を捨てないで下さい!」タイトルに魅せられて手にした私も私ではありますが…。描き方しだいで本格的なミステリーに仕上がりそう。この内容でもう少しシリアスに大真面目に描いた作品を読んでみたいものです。初読作家さん、きっとこの軽さが魅力なのでしょうね。2017/02/26

パフちゃん@かのん変更

84
東川篤哉は2冊目。殺人事件で4人も人が死ぬのに、コメディのように面白い。登場人物の大げさなリアクションのせいか・・・。死人に対する緊迫感の無さのせいか。↓のレビューを読むとシリーズ第5弾だそうですね。面白かったので、ほかのも読んでみたいです。ところで、仙台に行ったままの妹はどうなったんだ???2012/06/13

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