内容説明
街頭ティッシュ配り、カラオケボックスの店員、見習い美容師、屋台のサンドイッチ屋にお笑い芸人の卵…横浜駅西口繁華街・ビブレ前広場には、さまざまな人が行き交い、出会う。ささいなトラブルは起きても、刺激的で熱気に溢れた空間として愛されている。近頃、“住人”たちが夢中なのは「パニッシャー」と呼ばれるプチ・テロリストの噂。さらに、広場での日常の根本を揺るがす大問題が勃発した…。自分たちの居場所を守るため、若者たちが立ち上がる。とびきりクールでちょっぴりトホホな若者たちが突っ走る…いまが“旬”の青春群像ミステリー。
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
1966年東京生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞。2005年、連作集『インディゴの夜』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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