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短劇

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334926465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

たとえば、憂鬱な満員電車の中で。あるいは、道ばたの立て看板の裏側で。はたまた、空き地に掘られた穴ぼこの底で。聞こえませんか。何かがあなたに、話しかけていますよ。坂木司、はじめての奇想短編集。少しビターですが、お口にあいますでしょうか。

著者等紹介

坂木司[サカキツカサ]
1969年、東京生まれ。2002年、『青空の卵』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

211
結構好きだけど短編集だから(内容が同じ)文庫の方を携行する方が便利。いや別にわざわざ携行しなくてもいいのだけど、通勤電車で吊革片手に読むのが似合う本のような気がするので。 /カフェラテのない日/目撃者/雨やどり/幸福な密室/MM/迷子/ケーキ登場/ほどけないにもほどがある/最後/しつこい油/最後の別れ/恐いのは/変わった趣味/穴を掘る/最先端/肉を拾う/ゴミ掃除/物件案内/壁/試写会/ビル業務/並列歩行/カミサマ/秘祭/眠り姫/いて/2015/09/30

パフちゃん@かのん変更

178
読メのレビューで「不気味」と書いてあったので意外に思い読んでみました。坂木司さん、私のお気に入り作家さんの一人ですが、この本は黒坂木でしたね。濃淡ありますが、いずれもブラックです。ホラー短編集?坂木司の意外な一面を発見した一冊でした。2014/02/16

おしゃべりメガネ

140
坂木さんのショートショートです。ショートで油断していたらエラい目に合いました。中にはかなりホラー要素のものも決して少なくはなく、背筋がヒンヤリどころかザワっとさせられる内容でした。一遍あたりが非常に短いので、よくこの短さの中でこんなにも読者をひきつける文章がかけれるモノだなぁと感服しました。これまで読んだ坂木さん作品はどの作品もホンワリ&じんわりな内容が多かっただけに、こんなにも正反対(別世界)の作品を書けるとは、改めて作家さんのスゴさを感じました。ヘタなホラーものより、ずっとコワい気分にさせてくれます。2014/07/20

れいぽ

120
タイトル通りに短い話ばかりですが内容は濃いです。あとがきによると、当初は「いい話」の連載だったはずがどんどんブラックになってしまったとのこと。日常のナゾは坂木さんの得意分野ですが「日常の毒」の書き方も鮮やかですね~。「MM」「物件案内」「ビル業務」が面白かった。たまには黒い坂木さんもいいですねw2011/05/23

りえこ

115
坂木さんの本は、和菓子のアンしか読んだことがなかったので、ほんわかしたイメージの作品かなと思って読んだら、ブラックな話が多くてけっこう怖かったです。でも短い中にドラマがつまっていて面白かったな。装丁が好きです。2012/02/07

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