霧のソレア

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925994
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

テロリストが誤って仕掛けた時限爆弾により、太平洋上を飛行中の289人を乗せたジャンボジェットが大破。機長を失うが女性副操縦士の奮闘で飛行機は成田空港へと向かっていた。しかし突然、通信機器が使用不能となり地上との交信ができなくなる。飛行機をそのまま墜落させるため、アメリカが電子戦機を出動させ、電波妨害を始めたのだ。―いったい、何故?米政府、CIA、日本政府、北朝鮮。権力同士の闇のつばぜり合いと、最後まであきらめない女性パイロットの活躍が息を呑む、壮大にして猛スピードで突き進むノンストップ・エンタテインメント。第11回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

著者等紹介

緒川怜[オガワサトシ]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業。『霧のソレア』(応募時のタイトル『滑走路34』を改題)で第十一回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

41
緒川さん作品 4冊め。専門用語が沢山 出て来るとの事でしたが、読んでみました。確かに難しかったですが、ストーリーは面白く玲子や、綾子を応援しながら読み進められました。塚田さんが呆気なく あんな結果になったのは残念でした。石坂の記事に期待したのに、悔しい! 何回か涙が滲む場面も。。。 次は「サンザシの丘」を読んでみたいです。2014/06/22

Kaz

24
国家間の陰謀による陰謀に巻き込まれアクシデントが発生した旅客機が、何とかかんとか着陸まで持ち込むまでの話。緊迫した場面描写が続いたわりには、結末は呆気なくどこと無く拍子抜け。2019/11/16

ねなにょ

17
この作品のための綿密なリサーチ、情熱は理解できる。しかし、メインの登場人物たちのキャラは薄く、あまりストーリーの展開に重要とは思えない人物や台詞、状況説明、及び、飛行機関連の性能や数字、解説が多すぎて、スピード感がおち、サスペンス色も薄れてしまっているし、あきてしまう。2018/12/18

asa.com

16
ロサンゼルス発成田行きジャンボ。 テロリストの爆弾が誤ってしかけられた! ベテラン機長と女性副機長。 爆発したジャンボを成田に到着させようと奮闘するメインストーリーと、テロリスト、アメリカ、ロシア、ドイツ、日本の諜報機関と軍隊、機関士、機内乗務員、乗客、成田管制塔それぞれのサイドストーリーが張り巡らされ、重厚な読み応えのある一冊。 心にせまるのは「最後まであきらめなかった」という女性副機長の父親で伝説のパイロットの墜落事故。 最後まであきらめない決意をした副機長と亡き父親と機長の絆が素敵でした。 2014/03/09

カリン

14
ジャンボ機内で爆発が起き、副操縦士が・・・という言わばお決まりの設定に新鮮味が無かった。美人パイロットの登場でいくらか華を沿えている点と、少し前の作品ではあるが、原発事故を捕らえている点は評価できると思う。。国家レベルの陰謀と航空機の専門用語は解り難かった。的を絞ったほうが良かったのでは?2015/02/24

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