• ポイントキャンペーン

恋する組長

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925529
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

探偵事務所を開いている「俺」のもとを訪れるのは、やくざと、やくざよりタチの悪い悪徳刑事ばかり。「極道は飯の種」と割り切って、今日も探偵稼業に精を出すが、あまりにも奇妙で無茶な依頼が持ち込まれて…。風変わりな事件を、軽快な筆致と生き生きした人物描写で描きあげる、極上のハードボイルド探偵小説、登場。

著者等紹介

笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。2001年、『時の渚』で第十八回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年、『太平洋の薔薇』で第六回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

158
初読みの笹本さん作品です。思っていた以上に読みやすく、テンポよく読了でした。なぜか不思議とヤクザの縁のある探偵が無理難題の依頼を引き受ける中で遭遇する出来事をブラックユーモアをふんだんにきかせ、アッサリとしたコメディ路線を強めに描いた短編集です。1話で1つの事件(依頼)が解決するので、読んでいて飽きずになおかつ、次の事件(依頼)がすっかり気になってしまいます。探偵といえばハードボイルドが定番な作品が多い中で、異色の雰囲気のある貴重な作品かなと。探偵事務所事務員の「由子」さんが一番印象に残るキャラでした。2015/12/19

ちゃさち

28
ヤクザと悪徳刑事しか依頼がない私立探偵。 スラスラ読めて面白いです。難しいこともないしヤクザが出てきてるのに平和だと思ってしまいました。2017/11/19

うさっち

23
探偵が主人公の連作短編集。普通の探偵と違って依頼主はヤクザや悪徳警官などくせ者ばかり。組長が怖くて無茶な依頼も断れなかったり、コミカルで読みやすい。シリーズ物と知らず読んでしまいましたが面白かったので続編も読みたい。2016/07/30

mokona

16
裏組織専門(?)の探偵とヤクザの連作短編集。ハードボイルド満載の物語ではアリマセン。どちらかというと軽いタッチでサクサク読めます。探偵というより、裏組織の方々の無理難題を解決する便利屋さんって感じかな~(笑)そういえば、この探偵、最後まで名前が出なかったような・・・(*・ω・)ン? 2017/11/02

流花

13
極道者と刑事と友達…というか腐れ縁で持ちつ持たれつの探偵さんが主役の短編集。派手さや深刻さはないけれど探偵と彼等のやりとりが面白かった。2014/08/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/525372
  • ご注意事項