内容説明
宮崎一晃は、ゆっくりと全身が麻痺していく難病に冒された、少壮の画家。しかし、彼にはもう一つ、ウラの顔があった。宮崎の身の回りの世話をする美貌の介護人・篤子は、彼のウラの稼業を知らない。破格の契約を交わしている二人のあいだは、カネで結ばれているようでもあり、それだけではないようでもあり…。シニカルでユーモラスな、異色のハードボイルド・ロマン。
著者等紹介
東直己[アズマナオミ]
1956年、北海道生まれ。北海道大学中退。1992年、『探偵はバーにいる』でデビュー。2001年、『残光』で第五十四回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Alice
11
久々の東直巳さん。いや〜面白かった!一晃さんが魅力的だわ。篤子さんもとても可愛らしくて。続編希望!でも東直巳さん新刊出ないみたいなんだよな〜2020/04/26
ボトム
7
車いすながら凄腕の暗殺者、美人の愛人、裏の顔を持つ特養ホーム。そして成敗される悪い奴ら。難しいことを考えずに楽しむことができた。2018/06/15
dra-wrappin
5
連作短篇集である。設定がトッピすぎて、没入できず。終わり方も普通だった。2019/02/22
仮面堂
5
【思いっきりネタバレごめんm(__)m】車椅子の殺し屋という設定に惹かれて読みました。続編ってかシリーズ化希望。2010/09/26
無添
4
連作短編8。車椅子の殺し屋、美貌の介護人、生臭坊主。2016/04/06