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悪党たちは千里を走る

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334924683
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

真面目に生きることが嫌になった3人が企てる、「人道的かつ絶対安全な」誘拐―?『慟哭』の著者がユーモアとスピードたっぷりにおくる、誘拐ミステリの新境地。

著者等紹介

貫井徳郎[ヌクイトクロウ]
1968年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、不動産会社に勤務。25歳で書いた『慟哭』が、第4回鮎川哲也賞最終候補作となり、’93年にデビュー。精度の高い文章とプロット、読者を殴るような衝撃のラスト、社会性の高いテーマなどに特に定評があるが、意欲的にさまざまな分野や手法に挑み、作品の幅を次々に広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

102
そのテイスト知って読んだが、とにかく軽いのにビックリ!似た者通しな詐欺師の男女が、狂言誘拐を模索したりする大人なびたお坊っちゃまに翻弄されてたら、代理で実施するはめに…登場人物が皆抜けてる様子がコミカルで、展開もほぼ思った通りで分かりやすく痛快。文章の読みやすさは流石の貫井さんだけど、個人的には社会派小説で重めの方が好みかな。巧の言葉に何かあるを期待して迎えるラストも、伏線ちょっと強引に感じる…それでも単行本400頁を一気読みだったので面白かったには違いない(笑)2016/12/16

Tsuyoshi

79
自称モテ男の高杉、脳ミソ3gの園部、容姿端麗の菜摘子。詐欺相手宅で出会った間抜けな3人の詐欺師が次に企てたのは高級住宅地で飼われている犬の誘拐だったが、間抜けぶりが災いして子供の誘拐事件に巻き込まれてしまうエンタメ小説。3人のキャラがはっきりしていて分かりやすく読みやすく、間抜けな詐欺師達が最後に見せるカッコいい立ち回りが爽快だった。2018/01/30

takaC

79
1から17までは集英社文庫で読んで、18から55までは図書館で借りた単行本で読んだ。警察が関与しててこの幕引きって事件としてアリなんだろうか。2014/04/28

さっこ

55
貫井さんにしては珍しく軽い感じの作品。コミカルなドタバタ誘拐ミステリ。誘拐犯が、悪党になり切れずお人好し。憎めないキャラで愛着がわき楽しく読みました。緊張感のない緩い感じが面白い。

むっちゃん✿*:・゚

53
[図書館本]すっごい面白かったぁ♪ドラマは見てませんが、ムロツヨシが主演したと小耳に挟んだので、主人公の高杉の行動が根こそぎムロツヨシに変換(笑)凄く合ってると思う☆☆根が悪人じゃないのに何故詐欺師をやってるのか(笑)読みながらニヤニヤが止まらない♪超生意気小学生の巧も最初こそ駒しゃくれた嫌な子に思えましたが、最後はこんなに素晴らしい子が本当にいるのか?と勝手に親心が出てしまいました♪頭は悪くないのに運は悪いし詰めが甘い高杉が後半から見せる男気(?)と最後に見せる優しさに少しキュンとしてしまいました(笑)2016/06/28

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