内容説明
伝説的バンドのステージ上で起きた密室殺人!前衛舞踏家が遺したダイイング・メッセージ!客の前から消失したイリュージョニストへの罠!―現代アートシーンで幻想的に繰り広げられる不可能事件。
著者等紹介
鳥飼否宇[トリカイヒウ]
1960年福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒業。18年間の出版社勤務を経て、2000年に奄美大島に移住。2001年『中空』が第21回「横溝正史ミステリ大賞」優秀賞を受賞しデビュー。本格ミステリーでありながら、常に挑戦的な試みを展開し、異色で独特の世界観を作り上げている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
α0350α
6
妙に美術表現とその批評に力が入っているなと思いましたが、その辺も含めて意外と楽しめました。イカの話はアリだと思いました。2015/06/25
悪者みきこ
4
日向小町の後に読んだら余計混乱した!!何故鳥飼はアイダアキラにこだわるんだー。2022/05/05
川紙
4
いったい、どういうこと!?どんな発想をしたらここまで行けるのか!?『ミステリ』というベクトルを超越してしまっている…。これ以上の感想は今の自分には書けない…。2014/05/30
悪者みきこ
3
イカは好きだが…頭が混乱するわ!巨大イカのいる水槽。そういえばロスト・シンボルも巨大イカがいる水槽出てきたな。イカづいてるぜー。2016/09/03
unknown
3
数年ぶり再読。AMON DUUL IIとかCANとかNEU!といったジャーマン・ロックが好きならひたすらネタにニヤニヤできる1冊。ちゃぶ台ひっくり返したというか半ばヤケクソのようなオチのつけ方にどこまでついて行けるかもキモですね。2010/07/21