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臨場

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334924294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。‘終身検視官’の異名を持つ倉石は、他の者たちとは異質の「眼」を持っていた。‘終身検視官’、死者の人生を救えるか―。組織と個人、職務と情、警察小説の圧倒的世界。

著者等紹介

横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1957年1月17日東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞に記者として勤務。1991年『ルパンの消息』がサントリーミステリー大賞佳作となり、フリーに。1998年『陰の季節』で第5回松本清張賞を、2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞・短編部門をそれぞれ受賞。2002年、『半落ち』が「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」の第1位となり、2004年には映画化されて話題を呼んだ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koba

117
★★★☆☆2015/03/17

nakanaka

86
もちろん面白かったです。横山秀夫さんはこの手のジャンルでは他の追随を許さない作家だと個人的には思っています。終身検視官・倉石の個性が何とも言えず魅力的でした。上下関係が絶対の警察社会で上に媚びることなく我を通し、尚且つ仕事は天才的にできるという設定に読者は惹きつけられるんでしょうね。短編集となっていて、中でも「餞」が一番好きな話です。定年退職を控えた刑事部長と倉石のやり取りに目頭が熱くなってしまいました。映像化もされていますが原作とはかなり違いがあるように感じました。2017/09/01

kowalski

74
最初のパートの部分で刑事が主体の物なのかと思っていましたが、実は検視官がメインで事件を解決に導いていく物語ですね。検視官(倉石)の登場部分が少なく、少し物足りない様な気がしますが、強烈な印象を与えてくれるので 上手くバランスが取れているような気がしました。こういう作品も面白くて良いですね。2012/11/26

ばりぼー

68
再読。「終身検死官」の異名を持つ倉石調査官の活躍を描く短編集。倉石義男、52歳。警視に昇進しても初動捜査の要である検死官ポストを他に譲らず、上の命令など平気で撥ねつける一匹狼。イタリアのマフィアのような風貌と辛辣な物言いで睨みをきかせ、上には疎んじられていても、現場での鑑識眼の鋭さから部下には「倉石校長」と信奉される…。上司に媚びない生き方なんて、そうできない小心者からすると痛快そのもので、憧れてしまいます。ただ、ゴミを指定日に出さないため、ご近所からは嫌われていますけど(笑)。大好きな作品集です。2014/03/01

ゆみきーにゃ

65
《図書館》淡々と事件が起き解決までを描く短編集。鉢植えの女が一番好き。2014/04/27

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