舵をとり風上に向く者

舵をとり風上に向く者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334921279
  • NDC分類 913.6

内容説明

連作カー小説 若者たちとクルマの物語―ロータス・コーティナ、スカイラインGTB、キャディラック、ルノウ、MGなど、若者たちの人生を一瞬に決めた名車が演じる14の青春ストーリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カワセミ440

2
20年以上前に今は亡き『NAVI』っていう雑誌で読んでます。あの頃はちょっと理解できなかった男女のそういう機微とか倦怠とか、当時読んだ時以上によく書けてるって今は感じます。クルマ好きな方は騙されたと思ってぜひ一度読んでみて欲しい。ロータス・コーティナの章が特に好きかな。キューカンバサンドイッチ、これを読んで好きになった。矢作さん、結構クルマ好きです。『夏のエンジン』も悪くないけど私はこれがイチオシです。こんな上品なクルマを主題として作られた作品って、矢作俊彦以上のモノってないね。また書いて欲しいんだけど。2013/06/22

ragingriver

0
就職してから、矢作俊彦みたいな会話をしていない。ちょっと含蓄に富んでて、ユーモアがあって、少し意地悪で、少し悪意があって、支離滅裂で、でもうまく成り立ってしまうような。 本短編集は、彼の短編集の中で、言葉にできない感情を最もよく表現していると思う。私はそれが一番好き。2015/10/30

Davitang

0
あの二玄社から出ていたのにとっくに消えてしまった、『NAVI』の編集長大川氏が雑誌の連載短編小説を矢作に発注して成功した稀有な一例。日向の横浜、山手の辺りがそこここに薫る良作品。ナルシスト・テスターとしても機能する、不思議な一冊です。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/618859
  • ご注意事項

最近チェックした商品