黒石(ヘイシ)―新宿鮫〈12〉

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黒石(ヘイシ)―新宿鮫〈12〉

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334915018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

リーダーを決めずに活動する地下ネットワーク「金石」の幹部、高川が警視庁公安に保護を求めてきた。正体不明の幹部“徐福”が、謎の殺人者“黒石”を使い、「金石」の支配を進めていると怯えていた。「金石」と闘ってきた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、公安の矢崎の依頼で高川と会う。その数日後に千葉県で“徐福”に反発した幹部と思しき男の、頭を潰された遺体が発見された。過去十年間の“黒石”と類似した手口の未解決殺人事件を検討した鮫島らは、知られざる大量殺人の可能性に戦慄した―。どこまでも不気味な異形の殺人者“黒石”と、反抗する者への殺人指令を出し続ける“徐福”の秘匿されてきた犯罪と闘う鮫島。“新宿鮫”シリーズ最高の緊迫感で迫る最新第十二作!

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年生まれ。愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。1979年、第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。’91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。以後「新宿鮫」シリーズは『毒猿』『屍蘭』『無間人形』(’94年、第110回直木賞受賞作)『炎蛹』『氷舞』『風化水脈』『灰夜』『狼花』(2007年、日本冒険小説協会大賞)『絆回廊』(’12年、日本冒険小説協会大賞)と続き、作家生活40周年を迎えた’19年に『暗約領域 新宿鮫XI』を刊行しベストセラーとなる。他、受賞歴に2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞。’02年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。’04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を受賞。’10年、第14回日本ミステリー文学大賞受賞。’14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

386
前作『暗約領域』の詳細がもはやうろ覚えで、楽しさが減ったかもしれない。昔、新宿鮫シリーズを読んだ時は、『狼花』あたりまでノンストップで一気だったので感じなかったが、今回は少々中途半端なところで終わってしまったような、消化不良な読後感。とはいえ、黒石の不気味なキャラクターや、八石の正体が一人ずつ明らかになっていく展開は、とてもスリリングで面白かった。おそらくまだ金石絡みの話が続くであろうと予想され、一段落ついた時に、どう評価が変わってもおかしくない一冊。阿坂や矢崎もいい感じに馴染んできており、次も必ず読む。2022/12/05

starbro

294
大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。新宿鮫シリーズも読み続けて、Ⅻ作目となりました。安定の面白さ、著者は怒るかも知れませんが、やはり大沢 在昌は、新宿鮫です🦈🦈🦈 黒石&マッシャー、恐るべし。 https://special.kobunsha.com/osawa/2022/12/22

パトラッシュ

248
残留孤児三世の犯罪ネットワーク内部での権力闘争が殺し合いに発展し、自分をヒーローと呼ぶ殺し屋「黒石」の存在が浮上する。「楽して稼ぐ犯罪者を許さない」との愚直な信条で事件に全力でぶつかる鮫島に理想の刑事像を見て、公安のスパイだった矢崎は警官のプライドに目覚め、捜査方針を巡り対立していたはずの阿坂課長も積極的に協力し、藪も加えて黒石を追い詰めていく。これまで孤独な単独捜査を貫いてきた鮫島が、非公式の捜査班を率いて黒石の正体を追う警察組織小説の色彩を帯びる。桃井と晶を失ったが新たな仲間を得た姿を応援したくなる。2022/12/22

のぶ

171
ここ数年の大沢作品は内容がマンネリ化して、あまり面白くないのでしばらく敬遠していたが、やはり新宿鮫シリーズは別格で久々に手に取り大いに楽しんだ。最初の「新宿鮫」が出たのが確か91年。もう30年以上が経過したことになる。時系列で考えると鮫島の警察署内での立ち位置も微妙で、本作でもそのあたりは明確にしていない。犯罪環境も昔と大きく変化して今思うと隔世の感だ。それでもシリーズが12作も続きそれなりのレベルを保っているのは流石だと思う。メンバーも多くが入れ替わってしまったが、晶が出ていた昔が懐かしい。2022/12/08

しんたろー

152
シリーズ12作目は前作でも登場した『金石』というグループの内紛と、殺し屋『黒石』の正体探しが核になった話…良く言えば「安定の面白さ」だが、悪く言えば「マンネリ」に陥り始めている? 薮は相変わらず好い味で、新課長・阿坂も個性を見せだしているし、矢島も巧く機能していると思う。なのに物足りなく感じるのは、晶がいないことによって鮫島の私生活が描かれなくなって「普通の警察もの」に変化しているからか? 地道な捜査よって真相に近づく緊迫感は流石だが、初期の頃の熱さやヒリヒリ感がないのが寂しい。でも、次作も読むだろうな♬2023/05/13

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