光文社文庫<br> 焼跡の二十面相

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光文社文庫
焼跡の二十面相

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334792534
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

二十面相ふたたび現る! 昭和を代表するダーク・ヒーローが、巨匠の筆に乗り、平成の終わりを駆ける。痛快無類の冒険探偵小説!

内容説明

一九四五年八月、大日本帝国の敗戦―。焼跡となった東京で小林少年はただ一人、未だ行方の掴めない明智小五郎の留守を預かっていた。そんな中、かつて世間を騒がせた二十面相から四谷重工業の社長・四谷剛太郎あてに犯行予告が届く。世紀の大怪盗と、怪しげな軍需産業の首領…彼らが狙い、守るものとは一体!?辻真先版『怪人二十面相』開幕!

著者等紹介

辻真先[ツジマサキ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒。NHKでテレビドラマの演出に携わる傍ら、テレビアニメの脚本を多数手掛ける。本格ミステリ、旅行エッセイ、アニメのノベライズなど、執筆範囲は多岐にわたり、’82年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞(長編部門)、2009年、『完全恋愛』(牧薩次名義)で第9回本格ミステリ大賞(小説部門)、’19年、第23回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

16
1945年8月、敗戦後の焼跡となった東京で明智探偵の帰りを待っている小林少年、ある日二十面相からの犯行予告を発見し…。辻真先先生なので当時の様子がリアル。仕掛け、暗号、変装…小林少年の冒険活劇面白かった。続編も楽しみ。2022/06/29

alleine05

6
微妙。前半は『二十面相』や『少年探偵団』というより戦後の日本の姿を描くことの方がメインな印象で期待していたのとは方向性が違っていた印象だったけど、中盤以降は、暗号解きあり、宝探しありでいかにも『二十面相』ものらしいと感じられる展開だった。しかし文章がどうもなじみづらいというか、すっきり頭に入ってこなくて素直に楽しめなかった。終盤の展開は読者サービス旺盛だとは感じられるのだけど、さすがにやり過ぎじゃないかなという気も。2021/12/07

hatohebi

5
明治の伝奇化は山田風太郎が先鞭を付けたが、昭和の伝奇化において、昭和アニメ史に文字通り伴走した辻真先氏はうってつけの作者だと思う。戦後間もない明智不在の東京を舞台に、明石子爵家の財宝を狙う悪党と小林少年の活劇。物語の合間合間に、戦後日本の奇妙さ・ちぐはぐさが書き込まれる。「終戦」「進駐軍」という新造語など、今の時勢と重ね合わせているんだろうなあと感じる。輪タクの密室、暗号解読、宝探しなど、探偵小説らしいイベントを矢継ぎ早に展開して最後まで引っ張るスピード感に楽しませられた。最後までサービス精神がある。2021/12/15

びぜんや

3
何十年ぶりかで読みました、辻真先。作風は昭和から平成を経て令和になっても変わってませんねぇ。あ、ちなみに“元ネタ”はたぶん未読です。「焼跡」のディテールをさも昨日見てきたかのように描けるのは同時代を生きてきた作者だからこそ。その描写に重きを置きすぎてる印象はありますが、それでも大仕掛けあり、逆転あり、もちろん変装ありで快活な冒険活劇としての面白さは十分に備えています。ラストにはニヤリとさせられるような小ネタもあってサービス精神旺盛で、お腹いっぱいになりました。5つ星。★★★★★2022/03/03

UPMR

3
乱歩の少年探偵団がドンピシャの世代ではないので微妙に刺さらず。ジュブナイル風の色合いでテンポよくポンポン展開し、連作短編に仕立てることもできるくらい随所に山場が仕込まれ退屈はなかったが、その分、各パートの小ネタの扱いがだいぶあっさり。作者の性質としても、本格ミステリ寄りの志向を重視しているので伏線が丁寧で分かりやすく、サプライズはむしろ伏線なしのどんでん返し系のネタのほうが面白く感じられた。戦後の日本の光景を物語る描写は平易な文章ながらもヴィヴィッドで、作者自身の体験が如実に生きてきているのかなと思った。2021/11/06

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