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内容説明
麦芽のみを材料に用い、単一の蒸留所で醸され、何年もの樽熟成を経て造られる個性豊かなウィスキー。それがシングルモルトだ。しかし、決して重苦しい伝統に埋もれた酒ではない。今や世界中で一大ブームとなり、バリエーション豊かな酒が続々と登場している。その最新情報とともに、知れば知るほど味わい深い、シングルモルトの世界を案内する。
目次
1 歴史を愉しむ
2 ヴァリエーションを愉しむ
3 製造工程を愉しむ
4 蒸留所巡りを愉しむ
5 文化を愉しむ
6 伝統と味わいを愉しむ
著者等紹介
土屋守[ツチヤマモル]
1954年、新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒業。週刊誌記者を経て、’87年から’93年までイギリスに滞在、日本語情報誌の編集に携わる間に、シングルモルトウィスキーに出会う。帰国後、ウィスキーの魅力を伝える活動を開始。’98年、ハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウィスキーライター5人」に選ばれる。現在、スコッチ文化研究所代表、『Whisky World』編集長。2014年12月「ウィスキー検定」もスタート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うた
11
ウィスキー、特にスコットランド生まれのシングルモルトへの愛に溢れた一冊。スコッチの生成過程をこんなに楽しそうに書く人は他にいないのではないだろうか。なんにせよ一口含むだけで、膨よかな香りと味で幸せな気持ちになれるウィスキーはぜひ色々な方に試してもらいたい、という一飲兵衛からの願いである。2017/07/27
Tenouji
3
素晴らしいプロローグから始まる、シングルモルトへの旅。各製造工程の内容や歴史が詳細に解説されていて、興味が尽きないなぁ。久々にラフロイグでも飲むかな。2015/11/03
Kazuo Ebihara
0
本書は、2002年に新書で刊行されたものを 2014年文庫化に当たり大幅に加筆修正したもの。 著者は、雑誌記者を経て、1987年より7年間 イギリスに在住。 そこで出会ったシングルモルトウイスキーに魅入られ、 以降その魅力を伝え続けている。 本書では、歴史から、製造方法、蒸留所巡り、 文化との関わり、現在の状況まで詳細に語った。 モルトを愛する著者の圧倒的な情報量。 帯に「ウイスキー検定公式参考図書」とあるが、 私にその気は全くありませんが、 アイラの蒸留所巡りはしたいものだ。 2015/08/03
dice-kn
0
バーのマスターに教えてもらったウイスキー評論家の著書。私がたまたまある銘柄のウイスキーが好きで、その独特の香りの元についても書かれていた。製法等かなり詳細に書かれているので、すんなり頭に入ってこなかったけど、著者がウイスキー大好きだということはとても伝わってきました(笑い)2015/05/28
リEガン
0
『ウイスキー&ビールの店』の看板と禁煙マークに惹かれて入った名古屋・栄のバー「バーリー」。10年と18年しか知らなかった大好きなアイラウイスキー「ラフロイグ」の奥深い琥珀の数々を教えてもらい、心地良く味わった。本書では、スコッチの歴史や醸造工程も含めたシングルモルトのさらなる魅力がたっぷりと記されていて面白い。そして『百読は一飲にしかず』?と喉を鳴らすばかり。だからこの本を手元に置いて今宵の一杯は何にしよう。2014/10/13