- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 光文社 知恵の森文庫
内容説明
数ある中国古典の中でも、人間の本質に記した『論語』こそ、現代人が「ぶれない自分」をつくる最良のテキストである。競争社会をどう生きるか、欲望にどう向き合うか、人生における成功とは何か…。2000社の企業改革を指導し、数多くの社会人教育を実践してきた東洋思想研究者が、生きるための力となる論語の「一言」を、わかりやすく講義する。
目次
第1章 学ぶということの本質
第2章 欲望にどう向き合うか
第3章 競争社会をどう生きるか
第4章 「義」とリーダーシップ
第5章 迷ったときに読む『論語』
第6章 「人生における成功」とは何か
著者等紹介
田口佳史[タグチヨシフミ]
1942年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。東洋思想研究者。新進の記録映画監督として活躍中、25歳のときにタイ国で重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。以後、中国古典思想研究に従事。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者となる。’72年、株式会社イメージプラン創業、代表取締役社長を務める。2000社にわたる企業変革指導をおこなうほか、1万名を超える社会人教育の実績を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
15
「朝に道を聞かば夕に死すとも可なり」、「学びて時に之に習う、亦悦ばしからずや」、「君は臣を使うに禮を以てし、臣は君に事ふるに忠を以てすと」、以上私の好きな言葉です。この本は本当に分かりやすい。ツボを抑えているからとてもスラスラ入ってきます。論語とは、自分の道を極めて行く、勉強して行くことで利益の前に義はあるか。そういう身近な事から考えていく。三国志にも孔子の言葉はよく出てくるので、これを読むとより分かりやすくなりそう。「君は君たれ臣は臣たれ」など。当たり前のようで難しい。でも私なりに実践していきたいな。2016/02/09
ゆう
0
孫氏の延長で読んでみたが、この本は実践というよりは思想の色が強かったです。 ただ、孔子の考え方や教えを例などを使いながら解説してくれていて、おもしろく読めました。2015/07/06