光文社知恵の森文庫
私の異常な愛情―不肖・宮嶋流 戦争映画の正しい観方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334785086
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0174

内容説明

「男の子は戦争映画を観て、一人前の男に成長していくのである」―世界の紛争地帯を駆け回るカメラマン「不肖・宮嶋」が、現場感覚から戦争映画を観る。「1.女子供が全く出てこない。もしくは1ケタ。2.血がホラー映画以上に流れ、死体がてんこ盛り。3.BGMはマーチである。」この条件を満たした、偏愛する「真の戦争映画」27作品を、全情熱を傾けて論評。

目次

『戦争と人間』
『ダーク・ブルー』
『トラ・トラ・トラ!』
『U‐571』
『スターリングラード』
『戦争のはらわた』
『プライベート・ライアン』
『遠すぎた橋』
『バルジ大作戦』
『ひまわり』
『日本のいちばん長い日』
『駆逐艦ベッドフォード作戦』
『博士の異常な愛情―または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
『ワイルド・ギース』
『ワンス・アンド・フォーエバー』
『フルメタル・ジャケット』
『地獄の黙示録』
『ディア・アメリカ―戦場からの手紙』
『ディア・ハンター』
『キリング・フィールド』
『サルバドル―遙かなる日々』
『ブラックホーク・ダウン』
『ノーマンズ・ランド』
『戦場のドトグラファー―ジェームズ・ナクトウェイの世界』

著者等紹介

宮嶋茂樹[ミヤジマシゲキ]
1961年兵庫県明石市生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、写真週刊誌「フライデー」(講談社)専属カメラマンを経てフリーになり、報道カメラマンとして活躍。’96年には、東京拘置所内のオウム真理教教祖・麻原彰晃の撮影に成功し、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞。世界中の紛争地帯を取材し、数多くのスクープ写真をものにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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がんぞ

2
男は子供時分から遊びで戦争に関心を持つことも多いが、女は好まぬ「戦争映画」紹介を女性誌に連載とは無茶な企画するもんだ、筆者の挙げる戦争映画の条件の一つは「女性は余計」。しかし説明のうちに兵器の進化が戦術の変化、ひいては歴史の動因ともなったことがわかる。ことに20世紀後半の歴史を知るための良書かも知れない。異常に詳しい銃砲類の説明があるが出版時加筆修正された部分か/軍備は戦争の根本原因であり、大量破壊兵器は人類滅亡につながりかねず、き狂い沙汰を愛国心=男のロマンと称している。悲惨を描くべき映画の役割は大きい2012/01/18

キミ兄

0
語り口は面白いものの出てくる兵器、再現度のみで映画を評価。こういう見方もある。☆☆☆。2010/09/01

KAZ

0
作者のスタンスははっきりしているから、嫌な人は読まなければいい。でも、このディテールへのこだわりは映画を面白くする。宮嶋デビュー2008/06/21

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