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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
7
集団的自衛権とか第9条とか憲法改正とかには爪の先ほどの興味しかございません。じゃあなぜこの本を読むのかと言えば、白洲次郎がスキダカラー。写真も多く改めて男前ぶりを確認させて頂きました。 白洲以外の内容に触れますれば、吉田茂は反戦派だったと。偉い大人たちの中の「良からぬ人々」が始めた戦争か。2014/08/10
調“本”薬局問悶堂
5
すごい人気。この前、武相荘に行ったときもけっこうな人だった。 暗躍(?)当時は日本のラスプーチンとかいろいろ言われたようだが、今、悪く言う人はぜんぜんいない。“歴史上の人物”になった人には、必ずアンチ派もいるイメージだけど。 載っている写真も本当にカッコいい。生前の白洲次郎と関わりのあった人たちが羨ましい。 私はGHQの人に「君も練習すればもっとましな英語になるよ」と言った白洲次郎が大好きだ。 《2020月6月 登録》 「強者にはそれなりの責任と誇りがある」がゆえに、「弱者は強者を追求する権利がある」2010/03/05
はるい
2
経済的に恵まれた環境に育ち、物おじしない性格、自由闊達で気の強い奥さん。読み進めるうち白洲次郎と坂本龍馬がかぶってしょうがなかった。龍馬は船、次郎は車、そして船中八策と日本国憲法。時代の重要なターニングポイントのために生まれてきたとしか思えない両人。日本の次のターニングポイントに果たして彼らのような人物が現れるのだろうか。日本の中枢に据えようと我が子を教育中の政財界の重鎮のみなさん、どうせなら真のコスモポリタンに育ててください。そうすれば二世だとて文句は言いませぬ。2013/06/24
tane1
2
憲法改正論議かまびすしい昨今、白洲次郎のことを考えてしまう。本書は初読だが、タイトルから「日本国憲法をめぐるGHQとの駆け引き」のようなものを期待するとやや期待外れに終わるかも。むしろ彼の自動車へのこだわりについては類書より詳しいか。あと、いわゆる「ジープウェイ・レター」についてのくだりが個人的には非常に興味深かった。原文も一部掲載されており、その絶妙の英語に思わずうなってしまう。ここに書かれた日本人(政治家)の気質は今も変わっていない。彼の分析の確かさと率直な人柄がよくわかる。2013/05/11
はじ
1
カッコイイ生き方。カントリージェントルマンって本当にいたんだ2016/12/08