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内容説明
古臭い、堅苦しい、偉そうだ、とっつきにくいなどの先入観があった日本画に、ユニークな視点で新たな鑑賞術を提案する。北斎の目は高性能カメラだ。「ぼかし」の技術が鑑賞者を快感に導く。日本画は空腹の絵画である…。北斎、広重、歌麿から雪舟、等伯、光琳まで、巨匠11人の名画14点の奥義に迫る。
目次
葛飾北斎「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」―「青」の解禁で何がおこったか
葛飾北斎「富嶽三十六景凱風快晴」―富士山に学ぶ日本人の大物帝王学
歌川広重「名所江戸百景亀戸梅屋舗」―印象派が浮世絵から学んだもの
歌川広重「東海道五拾三次之内品川」―絵で江戸の庶民生活を体験する
喜多川歌麿「姿見七人化粧」―美人画の魅惑と彫り師の職人芸
鈴木春信「縁先物語」―太平の眠りの中の江戸恋愛物語
東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」―“色彩の魔術”を美味しく味わう
雪舟「慧可断臂図」―絵の快感は「謂れ」を超越する
長谷川等伯「枯木猿猴図」―時代を超える気迫の前衛表現
長谷川等伯「松林図屏風」―「間」の中に何を隠し描いたのか
尾形光琳「紅白梅図屏風」―「デザイン」なくして日本画はない
俵屋宗達「風神・雷神図屏風」―脳内電蓄屏風のサウンドを楽しむ
与謝蕪村「鴉図」―文人画の魅力はどこにあるか
円山応挙「藤花図屏風」―絵筆の冒険度に絶対値はない
著者等紹介
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、横浜市生まれ。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)中退。’60年代、「ネオ・ダダイズム」の前衛芸術家として活躍。その後、尾辻克彦のペンネームで小説を執筆。’81年、『父が消えた』で芥川賞受賞。「ライカ同名」会員。路上観察学会の「長老」としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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